ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

DV

2005年05月09日 10時19分33秒 | 日常
DV、いわゆるドメスティックヴァイオレンス、これは、経験者でしか理解できないことかもしれません。実は、私もこれが悩みの種なんです。ブログなら、自由に書けるかもと思い、これを作ったのです。
単純に、ダメ男とばか女の組み合わせで片付けられないいろんな問題があると思います。うちの場合は、アルコール依存症。
結婚直前に、夫の酒乱がわかり、とりやめようかと思ったのですが、夫の両親になだめられ、以来、20年、たまにDVに直面してきました。
OLのころ、いつもより濃い化粧で、あざを隠して上司に心配かけたり、いろいろありました。離婚に踏み切れない理由は、一体、なんだったんでしょうね。経済的な自立への不安と我慢することへの慣れでしょうか。それとも、今までの時間を否定したくなかったとか・・。
かつて、T市に住んでいたときは、警察に連絡しても、夫婦喧嘩に介入できないと言われたのです。でも、今は違います。DV防止法によって、警察はすぐに動いてくれるんです。
GW直前の夜、夫が飲みすぎて手がつけられなくなり、ついに警察のお世話になりました。3人来てくれて、それぞれ、話を聞き、夫も落ち着いてきて、大丈夫だろうと帰って行きましたが、私には、後で警察署の生活安全課に相談に来たほうがいいと忠告してくれました。
いざというときのシェルターを用意したほうがいいのかもしれません。
酒乱の後は、たいていは本人の反省によって、また元の生活に戻るのですが、そろそろ、人生も半分すぎてきて、さらにこの先、このままでいいのかという不安があります。ま、子どもがいなくてよかったとは思いますが。
こういった悩みは、なかなか公にできないものです。
もし、同じ悩みを抱えている方がいたら、コメントをいただけるとうれしいです。

前にもありましたが、警察官は、私たちのように、子どもがいない夫婦の場合も、それぞれ、「お父さん」とか、「お母さん」とか呼ぶんですよ。これには、かなり違和感を覚えました。とても親切にしてくださったのですが、私は誰のお母さんでもありません。そういえば、動物病院でも、そういわれますね。お母さんなわけ、ないじゃない!?

すぎてしまえば、笑い話、それで本当にいいのかどうか・・・。
コメント (2)
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ヴィオラダモーレ

2005年05月09日 00時08分08秒 | 音楽
ヴィオラダモーレという楽器は、ご存知ですか?この珍しい楽器、私は、バッハのヨハネ受難曲を聴くときくらいしか、お目にかかったことはありませんでしたが、今回、阿部千春さんのコンサートで無伴奏で演奏してくれたので、その特徴がよくわかりました。彼女の楽器は、1766年製作のかなり有名な楽器製作者の手になるもので、当時の楽器がそのまま演奏できる状態ということも、珍しいことだと言っていました。つまり、オリジナルのものは、たいていは、博物館に飾ってあるけれども演奏するのは無理、というものが多いようです。実物は、芸術品といっていいくらいの美しい姿で、ネックはヴァイオリンのような渦巻きではなくて、天使の顔の彫刻なのです。そして、彼女の楽器は、7弦の共鳴弦を持つ14弦のもので、調弦は、曲により変えているのです。バロック以降、クラシック期になると、ニ長調が多くなり、共鳴弦の調弦も、音階にしているようになったそうです。共鳴弦は細いスチール弦で、指板の下を通っています。上の弦は、ガット弦。由実は、オリジナルもあったそうですが、実物は残っていなくて、当時から、ヴァイオリン奏者の持ち替えが多く、ヴァイオリンの弓で代用可能だったそうです。
ヴィオラダモーレの形は、コントラバスの外形に近く、その先祖だそうです。一番小さいヴィオラダガンバと同じサイズで、ヴィオラダガンバはフレットがありますが、ダモーレにはありません。ガンバと違い、あごに挟みます。デモ、ヴァイオリンの倍くらいの厚みがあるので、ちょっと大変なのでは・・。
響きが素敵で、聞きほれてしまいます。
GWの最後のイベントで、至福の時を過ごしました。
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