昨日は、夜、コンサートを聞きに行く予定がありました。バッハ・コレギウム・ジャパンの定期演奏会です。それで、夕方家を出る前に、いろいろとやっていたのですが、まず、猫に夜の分の食事、そして自分達の食事の支度。夫が数日前に作ったカレーが冷蔵庫にあるので、それを食べればいいからと、お米の支度をしていました。我が家は、米の中に少し油脂を加えるのです。以前は太白ごま油でしたが、今は、酒屋さんがくれた米油、原料が同じだから当然相性もいいだろうと、単純な発想です。それで、食用油の容器の蓋をつかんで持ち上げたら、なんと蓋が取れて落下し、私の膝から下と足許が油まみれに!あと5分で着替えて出掛けるのに!!もう、パニックでしたね。気を取り直して、ティッシュペーパーと雑巾で必死に掃除をし、米にその恨みの油も加えてタイマーをセットし、当然、化粧する時間もないので諦め、素面でさっさと着替え、新しいオルビスのストッキングをはいた途端、これまた伝線!!えーーー???もう、ショックでしたね。このタイプのは、私にしては高価だったのです、とほほ。そんなこんなでも、超特急で家を出て、「何て、ついていない日なんだ!」と、腹が立つやら気落ちするやら・・・。コンサート会場の手前で、イタリアントマトJrという、ヴェローチェのように安いカフェがあるので、そこでエスプレッソコーヒー160円を注文しました。すると、私の後に並んだ男性は女性を連れていて、チラッと見たのです。私も、どこかで見た顔だと思いながら、そそくさとコーヒーをもらい、すぐ隣のカウンターで一人で飲み始めました。その彼は、女性の分とテイクアウトで注文していましたが、すぐに思い出しました。本番まで30分切っているけれど、かれは、BCJのオーボエ奏者、三宮さん、隣は尾崎さん!まー、間に合うの?とちょっと心配。でも、飲んで店を出た時には、もう一人、それらしいステージ衣装の外国人男性が、まだ座って食べていました。多分、ファゴットのダニー・ボンド氏では?彼、18世紀オーケストラのメンバーでもあるそうです。すごいですね。
というわけで、ついていなかったのか、ついていたのか・・、よくわかりませんでした。もちろん、演奏は、とてもよかったです。カンタータ127番の中の曲、三宮さんのオーボエソロとソプラノのアリア、とっても素敵でした。後半、弦もピッチカートで加わるんですよ、これもまた面白いのです。いい曲でした。今回の定演で、バッハのコラールカンタータの最後という、一区切りのコンサートだったそうです。