ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

うれしい申し出

2005年10月18日 09時16分35秒 | 芸術
 昨日、猫缶を買いに車で出掛ける直前に、電話が鳴りました。出てみると、去年の10月に、もう最後と思っていた父の絵の展覧会を見にきたギャラリーの人からでした。そのギャラリーは、久我山にあり、私は一度、訪ねていきました。そこのオーナーの女性が、父の絵を気に入って下さって、いつかぜひ企画展をしたいということでしたが、なかなかこちらとの期間の折り合いがつかず、そのままになっていましたが、来年3月下旬(3月25日~30日)でどうかとのお話でした。私も、一応、ロビーコンサートやら自分の趣味の演奏会も終わり、来年の予定は(悲しいことに!?)何もないので、すぐに承諾しました。企画展なので、毎日詰めている必要もないから、気が楽です。でも、在庫のある絵を選んで10枚から15枚に絞り、DMの住所録を作ったりと、やることはたくさんありそうです。もう、二度と、人前に出すことがないと思っていただけに、本当にうれしいです。
 父の絵は、和紙に切り込んだ型紙をのせ、糊付けしてから筆で色を塗り、さらに水洗いしてのりを落としたあとにまた筆で描くという、ちょっと気の遠くなる職人的な手法を使っています。元が和紙ですから、徐々にシミも出来てきて、このままではみな、ダメになってしまうかもしれません。でも、やるだけのことはやったと思いますから、父も許してくれるでしょう。油絵のように、修復なんてできないでしょうから・・。今度は、本当に最後の機会でしょう。多くの人に見ていただけたら、本望です。写真は、去年、ヴァイオリンの先生の自宅で展覧会をしたときのものです。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする