ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

一ヶ月のお付き合い?

2005年12月01日 18時46分43秒 | 日常
 我が家のベランダに、小さな蜘蛛の巣を見つけてほぼ1ヶ月経ちました。ちょうど、物干しを下げるひものところに、その蜘蛛の巣があるので、いつもいつも、申し訳ないなと思いながら、洗濯物を干すたびに壊してしまっていました。太陽の光を反射して、それはもう、芸術的な作品なのです。毎日毎日、私が壊しては翌日きれいに蜘蛛の巣が張ってある、その繰り返しでした。ある日、壊したあと、新たに張っていなかったので、遂に引っ越したのかと思いましたが、その翌日、また見事に美しい蜘蛛の巣があり、ほっとしたときもありました。そんな毎日が続き、先日は、ついに、その当人(小さな蜘蛛です)が登場しました。つーっと蜘蛛の糸をたらして降りてきて、ベランダの室外機に登り、裏に隠れてしまいました。でも、遂にご対面となったわけです。いままでごめんね!と、心の中で謝りました。
 その後、彼(彼女?)も、大きくしたりといろいろ工夫し、私も邪魔をしないように紐に物干しをぶら下げ、最近は壊さずに洗濯物を干すことができるようになりました。
 8本足の蜘蛛、というより、昆虫全般が苦手なのですが、個人的に付き合いが長くなると、なんとなくお友達になれそうな気がします。蜘蛛は益虫ですし、正直に、蜘蛛の巣が美しいのです。これからも、お互いに気をつけて毎日がんばりましょう。小さな蜘蛛でした。
 実は、我が家の玄関の隅に、やはり蜘蛛がいるのです。巣を張っているのですが、最近は埃が多くて、ちゃんと獲物がかかっていないようです。益虫ということもあって、どうしても、邪魔にならない限り、蜘蛛は大事にしてあげたいと思ってしまいます。虫をとってくれるんですもの。でも、ここ数日の寒さで、玄関の蜘蛛は生きているのか死んでいるのか、よくわかりません。もう、だめなのかしら・・・。
 今日から12月、人間にも、その他の生き物にも、厳しい冬に入ります。先日聞いた落語の話のようにならないよう、暮れも無事に過ごし、正月を迎えられますように。でも、今年は正月早々、私一人なんです。夫は、大晦日も出勤で、鍵閉めをやって翌日までいさせられるそうな。結婚20年、今まで一度もこういうことはありませんでした。あーあ、場末のホステスみたいで、大晦日、一人で過ごすのは悲しいですよね。蜘蛛くんと酒盛りでもするかな(大掃除、どうしよう???)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする