ハッチがいた日常

夫は病死、仕事も辞めて被災猫ハッチと暮らしたけれど、10年で終わってしまった。これからは本当の一人暮らしの日々。

ブリテンのシンプルシンフォニー

2005年12月22日 17時35分42秒 | 音楽

 今日は午前中、今年最後の弦楽合奏団の練習でした。3連休前ということもあって、欠席が多く、それに練習場が暖房があまり効かないため(施設に暖房工事の予算が出たそうですが、まだ工事してなくて寒い!)、日が当たる場所にみなが集まり、いつもと向きを変えて配置。そして、シンプルシンフォニーの3楽章(ヴィオラが素敵です!!責任重大・・・)と、モーツァルトのアイネクライネ2楽章を練習しました。
 そこで、ブリテンがホモだという話になり、なんでもテノール歌手の人とずっと愛人関係でいたとか。チャイコフスキーといい、美しい旋律を作曲する人にホモが多いのかも、というよりも、音楽関係者にその筋の人が多いそうです、昔っから。古楽界も、一昔前、スコット・ロスがエイズでなくなったりして大変な騒ぎになりましたものね。
 と、このシンプルシンフォニー(シンプルとは、純粋なという意味で、単純な曲ではありません、かなり難しい)の3楽章、ヴィオラが活躍するのですよ。もっと弾きこめばいいのに、シャイなもので・・・?!あまり、シンプルに弾いてしまってはいけないのです。特に17小節目、先生は「ゆったりと、そう、鯛焼きのアンコが多くてにじみ出ているような感じで・・」と、まさに言いえて妙なコメント。みんな、あっさりとは弾かずに、変りましたね。それぞれのパートが対話したり、分けて弾いたりと、いろんなことがわかりました。ただ、楽譜をそのとおりに弾いても、音楽にはならないのです。
 モーツァルトの演奏は、逆に弾きこまずに、軽く、音を出してから膨らむなんてことは絶対にないのですが、ただ普通に聴いているとわからない、こんなところに!という宝石のようなきらめきが随所にちりばめられています。2楽章、ヴィオラが何をしているか、あまりわからないでしょうね。トリルが苦手なので、なんとかしないと・・・(とほほ)。先生はどうしても4楽章を練習して私たちを寒さから救い出したかったようで、練習の最後に1回、繰り返しなしで通してみました。でも、一生懸命ついていっても、まだまだテンポは遅かったようです。置いてけぼりを喰らいそうでした。そう、モーツァルトがモツレルト??
 あーあ、女性が多いから、寒いのは苦手なんですよね。早く、練習場、暖房の工事をしてください、お願いします。
 機会がありましたら、ぜひぜひ、シンプルシンフォニーを聴いてみてください。いい曲です。
 明日は、カルテットでクリスマスコンサート、本番です。緊張しそうです。さー、せめてもの悪あがき、練習しましょう!

コメント
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