ここ年末年始は、家にいてテレビで何を見るか、いろいろ考えます。この時期は、生放送だとたいしてう風していないと言っては失礼だけれど、時間稼ぎみたいなmのもぞろぞろ出てくるので、見るのなら絶対に外れと思わないいいものを見たいと、新聞に載っていた番組を見ました。
それが、ものすごくよかったのです。
高島礼子さん、車が大好きでライセンスも持っているだけあって、昔の名車に戸惑いも感じずに乗りこなすのがすごいと思いました。117クーペという、車をよく知らない私も名前だけは知っていました。昔の車は、いいものですねえ。そして、昔は、車を運転するというのが、男子のステータス、その助手席に乗るというのが、女子のステータスだった時代があったのです、そう、ユーミンの助手席女子物語です。デスティニーは、女性が運転していますが、その歌詞に出てくる「緑のクーペ」は、もしかして、この名車のこと??
40年近くたっている車の現在のオーナーから、前のオーナー、更にその前と、初代オーナーまで高島礼子さんが車を運転して尋ねるというこの番組、悲喜こもごものそれぞれの物語があり、車との人生、素敵なんだなあ、と感じました。
車を大事に乗り、青春時代、家族との思い出、それこそ、車が家族の一員なんです。
もう1台は、中本賢さんが運転するスカイライン、通称ケンメリ。こちらも、うるっときました。ちょいヤンキーなオーナーの時にけっこう改造されちゃいましたけど。
そういえば、思い出しました。私が社会人になってすぐ、社員で慰安にいったときの、同乗した先輩(といっても、男子工高卒、女子大卒という不思議な会社で当然年下)の車に何人かで乗ったとき、車好きの彼の車内はきれいで、靴を脱いで入れとのこと。高島さんもそんな話をしていました。
私はAT限定なので、昔のマニュアル車には乗れません。それに、講習以外で、高速道路を走ったことないのです、とほほ。で、もう車を手放して、これから二度と運転しないかもの人生です。それでも、夫も私も車に疎く、最初に自分で決めたかったのはホンダのロゴ。車はホンダが好きだったから。そして、フィット、最後は軽のライフ。たった3台、それも十分に乗ってあげなかったのがかわいそうでしたが、今は通勤に使ってくれている次のオーナーに愛されていると思います。
なぜ、今の若者が車に興味を持たなくなったのか?価値の多様性だとしたら、それはしかたのないことです。でも、昔は、ほしい車を一生懸命働いてお金ためて買うという夢があったし、かっこいい車に乗っている彼の隣でドライブするのが夢という女子がいたんです。アメリカングラフィティみたいな時代があって、恋と音楽がフロントガラスを流れる風景のように通り過ぎる青春があったんですよ・・・。
それに、男子はメカに強いものだという妄想みたいなものが女子にはあったし。そういえばそのころは、冬はスキーというのが当たり前だったし。なんだろう、皆が同じようなことしていた、それが自然だった時代があったのでした。私はスキーは一度しか行ったことなかったし(スポーツ音痴だから)、同類相哀れむ、類は友を呼ぶってことで、亡夫と知り合っちゃったんでしょう。
若いという時代は、すぐに過ぎてしまいます。充実して過ごしてくれないと、私は悲しい。
お正月ももうすぐ。スーパーは毎日のようにチラシを入れてきます。でも、元旦も営業しているんですって。
せめて、元旦はどの業種も、休業にしてもらいたい。働いている人たちが気の毒です。24時間営業や、元旦営業をなしにするという方向には、できないのでしょうか。それこそ、ブラックや非正規、若者の貧困化に拍車をかけていると思うのですが。
そうそう、このBSフジの番組、そのあとは多摩に見ていたレモンハートというBERのショートストーリーの番組で、そのままじっくり見ていました。これを見ると、ウイスキー飲みたくなっちゃうけど・・・。