だれのお土産？

　昨日、ちょっとした事件がありました。私が夜、買い物にでかけようとしたら、郵便受けに、何か荷物がぶらさがっていました。もう外は暗かったし、一体何だ？と、とりあえず、玄関に入れてから買い物に行きましたが、帰ってきて中をみると、裏磐梯のドライブインで買ったみやげ物でした。
　昨日は、去年町会の役員をやって夏祭りではゴミ当番の頭だったので、今年の担当の方たちにあって引継ぎをしていたんです。みなさん、男性で、つまりは定年後のおじさまたち。掃除当番ですから、大丈夫かな、とちょっと気の毒になりました。一応、一通り説明し、去年の秋から私たちの市では家庭ゴミの有料化がはじまったので、今年は去年とは同じようには出来ないから市役所や業者に早めに打ち合わせをするよう、忠告しました。
　家に帰ってからも、細かいことでいろいろ、その人たちから電話の問い合わせがありました。
　実際、町会の役員というのは、１年ごとに替わるので、何もわからないまま、いろんなことをさせられるのです。私自身も去年は不安でしたね。その当番も、実は当人が病気療養中ということで、私が替わりに引き受けたのです。ゴミの置き場所の設置とか結局は一人でやりました。極力、ほかの人の拘束時間も短くしました。意味もなく、祭り会場にいることはないと思ったからです。毎年恒例になっている、祭り翌日のマックでの飲食も、やめてしまいました。案外、恒例だからと無駄に使っている経費があったんですよ。
　と、話は戻って、そのおじさまのどなたかが、その土産を置いていったのかとも思いました。それとも、両隣のどちらかが、私が不在だからと置いていったものか。先週あった友達が、自分では運転しないので、帰宅後にご主人が車で持ってきたものか、果ては、何かのいたずらで砒素とか青酸カリでも入っているのかとか・・・。
　夫が帰宅後、相談してみましたが、毒ではないからもらっちゃえということで、そのうち、判明するだろうということになりました。
　その日のうちに電話があって、候補者とは全く違う人からのプレゼントと判明しました。
　去年、私が総務として担当している地区の地区委員さんからだったのです。父の絵の絵葉書のセットを個人的に私がプレゼントしたそのお礼でした。

　わかってよかったです。昔と違って今のご時世、どんなことが起こるかわかりませんもの。台湾ではたしか、グリコ毒入り事件を真似た事件がおきていたし・・・。悲しいことに、信用するということが昔よりも少なくなってきているのは確かですね。

石窯パンセミナー

　実は、私は２００１年３月３１日に、吉祥寺の島津睦子パン教室師範科を、ぎりぎりで卒業したんです。その後、吉祥寺のパン教室は先生の自宅に移り、それ以降は教室に通っていませんでした。雑居ビルの教室のときは、勉強会にも通っていました。
　ＯＢ会というものでしょうか、自分たちで企画運営して先生も協力してくれるという会に名前だけ入っていましたが、ようやく、イベントに参加することができました。

　来月、白馬岩岳のペンション、リンデンバウムで、石窯で焼くパンセミナーを開くそうで、夫の了解を得て申し込みました。毎年夏は恒例となっていた清里音楽祭、私は昨年は最後だったのに参加せず、夫だけ行ったのです。そして、それがもう今年からなくなり、私の夏の行事は、カルテットの１泊の夏合宿のみ。夫は、温泉とかどこかに行こうか、なんて言っていましたが、ごめんなさい、いい旅行を自分ひとりだけ、つかんでしまいました。私は卒業もぎりぎりの成績だったし、本当に、また実際に先生に教えていただく機会なんて、もう二度とないかも・・・。がんばらなくっちゃ。
　なんでも、前日夜に仕込み、翌日、成形、焼成するそうで、以前ＮＨＫで見た島津先生のパンも、冷蔵庫に入れて長時間発酵させたりと、興味のあるものでした。先生いわく、時間をじっくりかけて作るパンはそれだけおいしい。一般の方も参加できますので、ぜひこの機会に、島津先生のパン指導を直接経験してみてください。
　高原で自分達で焼いて食べるなんて、これはもう、最高ですね。

映画「シルミド」

　今日、テレビ朝日で映画「シルミド」を見ました。本当はロードショーで見たかったのですが、見逃してしまいました。今日、放送とあったので夫にお願いして、一緒に見ました（彼はテレビが大嫌いなので）。私よりも夢中になっていましたよ。とにかく、すごい。骨太で、よくできています。女性がほとんど出てこない。いわゆる韓流ブームとは全く違う映画です。これは、優れた戦争映画です。韓国の政治的な立場やその難しさ、島国日本ではとても考えられない緊張感があります。とても、涙なしでは見られない・・・。
　映画館で見なかったのは残念ですが、テレビで見られただけでもよかった。韓国はこんなに素晴らしい映画を作るんですね、その実力に驚きました。
　日本で起きた、未だに謎の多い金大中誘拐事件は、このシルミド事件の２年後くらいなんですよ。こちらも、ＫＴという映画になっていますが。
　いやー、本当に、すごい映画でした、感動！

スポーツ観戦

　私がスポーツ観戦をしたのは、実に四半世紀前の、ラグビーの試合でした。それ以降、生で試合を見るのは、野球もサッカーもありませんでした。多分、見に行けばとても面白いでしょうけれど、もともと余り目がよくないのでテレビで見たほうがよくわかるし、あの異常な熱狂に入り込むのが恐ろしいと思うのです。
　先日のバーレーン戦は、バーレーンの国民自体があまり応援していなかったようで、試合後も日本人にとても友好的だったとか。それはそれで、とてもいい国民だと思ってしまいます。サッカーの試合で負けたからって、相手の選手やサポーターに危害を加えるなんて、最悪ですよね。スポーツマンシップって何だ？？と思います。それが、北朝鮮や中国であったのですから・・。日本の対イラン戦の時も怖かったですよね。
そこまでして現地に行く勇気は、素晴らしい・・。
　一体感というのは、とても気持ちがいいことでしょう。わからないでもありません。ステージの上で演奏するとき、そういう快感を感じるときもしばしば。
　でも、私は余りに個人主義なので、そういうことに、怖さを感じてしまうんです。多分、戦争とは国民が皆そう仕向けられてしまう状態だと思うのです。熱狂して相手を非難し迫害する。これって、とても怖いことです。いまも世界のどこかで必ず起きているでしょう。
　ラグビーが好きだったのは、ノーサイドとか、One for All, All for one といった精神だからだと思います。

　もちろんサッカーも好きです。できれば、味の素スタジアムに行ってみたいと思いますが、どこかで一体感を感じられない自分がいるような気がして。

　でも、前のワールドカップのとき、私はちょうど、イタリアに遊びに行っていました。夫は留守中、試合も見ないなんて言っていたくせに、スポーツ嫌いの夫はかなり夢中になっていたようで、ロシア戦の試合中に帰ってきた私に、最寄の駅までも迎えに来てはくれませんでした。レンタルスーツケースをごろごろ引いて、高齢化も進んでまるで眠った町だなーと思いつつとぼとぼ歩いていたら、閑静な住宅地に時々湧き上がる歓声、それはみな、家でテレビ観戦していたからでした。
　そういえば、キャンティの小さな村でも、広場に家のテレビを持ち出して、みんなで見ていましたっけ。いいですね、その光景は。

　ついつい、スポーツとナショナリズムについて考えてしまう私でした。

上野千鶴子の対談

　昨日、彼女の著書「ナショナリズムとジェンダー」を図書館から借りました。けっこう難しい用語が多くて、国語辞典と英語の辞書を引っ張ってきて、フムフムと、読むのも大変ですが、面白いんですよ。
　それで、ネットで彼女のことを検索したら、そりゃもう、際目付けに面白い対談の記事が載っていました。こちらが前半、そして、こちらが後半。これは本当に面白いです。ぜひぜひ、多くの老若男女に読んでもらいたいですね。女性はもちろん、考え違いをしている男性にもぜひともです。セックスはタブーではなくなったけれど、それでも男女の意識に差がありすぎますもの。夫婦で読むのも、おすすめです。

兄弟の仲

　二子山親方の葬儀で、元若乃花と貴乃花親方の兄弟の仲が悪いことが露見してしまったようですが、たった二人の兄弟だから、修復すればという意見が多いようです。
　でも、何人兄弟がいようが、仲がいい悪いというのは確かにあるものではないでしょうか。
　私は同じように、二人姉妹で、姉がいます。いまでこそ、二人とも結婚して仲もよくなりましたが、子どもの頃からよく喧嘩をしていたものです。性格も容姿もまるで違うのです。だから、たまに仲良く二人で出掛けると、姉妹ではなくて友達と見られてしまいました。
　今は、両親ともにガンで亡くしてしまい、一番の近親者は姉妹ですから、仲良くしています。でも、そこまでには、人にいえない確執がありました。
　何より、上をたてて下が譲るという姿勢が、必要なのかも知れません。
　貴乃花は相撲という勝負の世界だから、そうはいかないかも知れないけれど、昔の人はいいこといいましたね、「負けるが勝ち」。

　たまには、上に甘えてみるのもいいかもしれませんよ。

　早く憎悪にならないうちに、出来れば仲直りしてほしいですね。時間をかければ、大丈夫かもしれませんが、遺産が絡むと、もっとややこしくなっちゃうかな・・・？