目覚まし時計が鳴りました。
あっという間に鳴りました。
とりあえず食べておかないと力が出ないと思ったので、買っておいたおにぎりとサンドイッチを胃の中に無理やり入れます。
朝食は美味しいと感じることはほとんどありません。
心の問題かな?
さて、ここ馬場島は剱岳に至る長大な早月尾根への入り口です。
その標高差は単純に計算しただけでも2240mで、さらにずっと急登が続くのです。
とにかく体験してみなければ分からないレベルです。
軽量化するために、食事はすべてパン。調理器具などは一切持たずに入山します。
ただ、この早月尾根は水場が無いです。
ひとまず早月小屋で仕入れられますが、ペットボトル1本500円です。
ある程度の水量を担ぐことになりますね。
午前4時少し前にヘッドライトを点灯させて登山口に向かいます。
はじめは穏やかな道なのかな?と思っていたら、いきなりの急登でした。
歩き始めると、なんだか身体の芯がふらふらします。
まずいな… 睡眠導入剤が残ってるっぽい。
今さらなので、やり切るつもりですがペースはまったく上がらずで、後ろから鈴を鳴らしてついてくる方が気になります。
僕的には序盤のペースはこんなものかなという感じでしたが、まったくそれと同じペースでした。
やがて追いつかれ、お互いに挨拶し軽く会話します。
最初の休憩としては早めの1時間登ったところで腰を降ろします。
僕を追い抜いて行ったのは30代女性でした。
『私、ゆっくりなのでお先に行きますね』
彼女も日帰りするのだそうだ。
ペースとしては良い感じじゃないですかね。僕よりも粘り強い登りでとても強そうな足腰してました。
置いて行かれ、ちょっとホッとしているところです。
なんせ全然ペースがあがりません。
お恥ずかしいかぎりです。
何度も何度も休憩します。
その間何人にも抜かれていきました。
感じることは、ここは健脚自慢の強者が来るところなのだということでした。
ぐったりとした頃、やっと早月小屋に到着しました。
時刻は午前8時です。
早月尾根の往復コースタイムは15時間。
普通は4時に出たら19時です。それも休憩時間はコースタイムには入っていません。
はたして、僕にできるか…。
その4へ続きます。
あっという間に鳴りました。
とりあえず食べておかないと力が出ないと思ったので、買っておいたおにぎりとサンドイッチを胃の中に無理やり入れます。
朝食は美味しいと感じることはほとんどありません。
心の問題かな?
さて、ここ馬場島は剱岳に至る長大な早月尾根への入り口です。
その標高差は単純に計算しただけでも2240mで、さらにずっと急登が続くのです。
とにかく体験してみなければ分からないレベルです。
軽量化するために、食事はすべてパン。調理器具などは一切持たずに入山します。
ただ、この早月尾根は水場が無いです。
ひとまず早月小屋で仕入れられますが、ペットボトル1本500円です。
ある程度の水量を担ぐことになりますね。
午前4時少し前にヘッドライトを点灯させて登山口に向かいます。
はじめは穏やかな道なのかな?と思っていたら、いきなりの急登でした。
歩き始めると、なんだか身体の芯がふらふらします。
まずいな… 睡眠導入剤が残ってるっぽい。
今さらなので、やり切るつもりですがペースはまったく上がらずで、後ろから鈴を鳴らしてついてくる方が気になります。
僕的には序盤のペースはこんなものかなという感じでしたが、まったくそれと同じペースでした。
やがて追いつかれ、お互いに挨拶し軽く会話します。
最初の休憩としては早めの1時間登ったところで腰を降ろします。
僕を追い抜いて行ったのは30代女性でした。
『私、ゆっくりなのでお先に行きますね』
彼女も日帰りするのだそうだ。
ペースとしては良い感じじゃないですかね。僕よりも粘り強い登りでとても強そうな足腰してました。
置いて行かれ、ちょっとホッとしているところです。
なんせ全然ペースがあがりません。
お恥ずかしいかぎりです。
何度も何度も休憩します。
その間何人にも抜かれていきました。
感じることは、ここは健脚自慢の強者が来るところなのだということでした。
ぐったりとした頃、やっと早月小屋に到着しました。
時刻は午前8時です。
早月尾根の往復コースタイムは15時間。
普通は4時に出たら19時です。それも休憩時間はコースタイムには入っていません。
はたして、僕にできるか…。
その4へ続きます。