原左都子エッセイ集

時事等の社会問題から何気ない日常の出来事まで幅広くテーマを取り上げ、自己のオピニオンを綴り公開します。

すべての絵柄が異なる便箋

2022年03月07日 | 芸術
 (冒頭写真は、おしゃれ雑貨通販として著名な ©FELISSIMO製の “すべての絵柄が異なる便箋” の一部。)



 原左都子が一昔前に“手紙魔”だった事実を、本エッセイ集バックナンバーにて綴り公開している。


 昔の“手紙魔”とは手紙を書いて出す趣味と並行して、おそらく葉書・便箋・封筒等のコレクションにも励んだことであろう。

 私もその例外ではなく、小学生時代からそれに慈しみ。
 その後パソコンが普及して皆が手紙を綴らない時代に変遷して以降も、便箋・封筒類のコレクションを続けていた人種である。


 この©FELISSIMOコレクションは、その中でも至って異質だ。

 便箋・封筒類とは何十枚か同じ絵柄のものをまとめて販売しているのが通常で、それらももちろんのことコレクションした。

 ところが、この©FELISSIMOコレクションは、たしか全部で500枚の便箋の絵柄が全部異なる!! のが特徴だった。

 それに目を付けた私は、早速©FELISSIMOにて買い求めた。
 我が娘が2歳頃のことと記憶しているため、おそらく26年程前の話だが。


 到着後、これ程感激した通販物は無かったともいえよう!

 500枚全部をすぐさま確認したが、ほんとにほんとに500枚の便箋全ての絵柄が異なるのだ!!

 届いた当初は使用するのがもったいなく、その500枚を何度も眺めては悦に入っていた。

 その後、実際使用し始めて。

 時が流れ、昨日久々にこの“500枚便箋”を発見したところ。
 もう既に300枚程は使用済みだっただろうか。

 残りの便箋を眺めると、これが時の経過にかかわらず実に素晴らしい!

 そして、残りの便箋の一部を先程写真撮影したとのいきさつだ。



 手紙文化とは、メールの利便性とはまたまったく異質の情緒があるものだ。

 この絵柄には、あの人にこんな手紙を書いて送りたい。
 あの方には、この絵柄であの話を聞いてもらおうか??

 などと胸わくわくと便箋を選ぶ瞬間にも風情があり、ロマンが漂うものだ。😍 😉