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補給艦の再出動 へそ曲がり

2008年03月02日 15時22分07秒 | 国内政治・経済・社会問題
★補給艦の再出動★(週刊金曜日 ジャーナリスト 三宅 勝久氏の投稿)

 新テロ特措法の強引な成立で、インド洋周辺での給油活動が再開する。佐世保基地から補給艦「おうみ」が、横須賀基地から護衛艦「むらさめ」がそれぞれ任務に就く。
「国益」「国際社会における地位向上」「日米同盟」と叫ぶ与党議員だが、隊員の死亡や部隊の不祥事など足元の問題には触れようとしない。
 防衛省によれば、テロ特措法とイラク特措法で派遣された自衛官のうち、在職中の死亡者は35人。うち16人が自殺だ。海上自衛隊は自殺8人、「事故・不明」「病死」が各6人の計20人にのぼる。
 2002年5月に心臓発作で死亡した佐世保基地所属の護衛艦「さわかぜ」の曹長(51歳)は1ヶ月間で140時間もの残業をしていたことが判明している。
 昨年7月には、派遣中だった同基地所属の「きりさめ」で50歳代の曹長が自殺した。背景は不明だ。
 横須賀基地では昨年12月14日深夜、第1護衛隊群の旗艦「しらね」(艦長・松岡秀樹一佐)で火災が発生した。火元は火の気のない戦闘指揮所(CIC)で、損害は推定数百億円。  
 海上幕僚監部は「調査中」というが、不審火の疑いは捨てきれない。同基地では過去に「うみぎり」でいじめを背景とする不審火事件が発生している。
 また同基地では、05年に潜水艦隊で薬物乱用が明らかになったほか、護衛艦隊旗艦「たちかぜ」(除籍、当時の艦長は越智修司1佐)のCICでは暴力・恐喝事件によって隊員が自殺した。強姦・強盗など市民の被害も続出。
 身内の不始末も解決できないまま、自衛隊はどんな「国益」を追及するというのか。 
 
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ガザ地区から中東大戦争? 文科系

2008年03月02日 14時36分39秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
本日の毎日6面に小さな記事ですが、重大なことが載っています。まず見出。
「イスラエル軍、ガザ地区に侵攻 パレスチナ側死者70人超」

内容はこういうものです。まず、書き出し
「イスラエル軍は1日未明、パレスチナ自治区ガザ地区北部ジャバリヤ付近へ侵攻。武装勢力と激しい戦闘になった」

「一方、武装勢力によるロケット弾攻撃も連日続いており、一部はガザの北部に位置するイスラエル南部の主要都市アシュケロンにも着弾している」

国際問題評論家の田中宇氏は、ご自分のサイトで以前から「中東大戦争近し」と警鐘を鳴らしていて、今回の侵攻も予告されていました。そして、こんな最新ニュースを配信しています。3月1日付けのものです。

【エジプトは、イスラエルとガザのハマスとの交渉仲裁のため、エジプトの諜報相がイスラエルを訪問する予定になっていたが、イスラエルがガザを侵攻しそうなので、2月28日に訪問のキャンセルを発表した。アメリカはレバノン沖(イスラエル沖)の地中海に軍艦3隻を派遣すると発表した。レバノン情勢の混乱に対応するためと発表されているが、レバノンより先にガザが開戦しそうで、イスラエルのガザ侵攻を海上から監視するのが真の目的だろう。
 これらの状況から、イスラエル軍のガザ侵攻は数日以内に始まると予測される。イスラエルのバラク国防相は、ガザ侵攻は今や現実策となっていると表明し、国防次官(Matan Vilnai)は「ガザからのミサイル発射が止まない以上、イスラエル軍は全力でガザ侵攻せざるを得ない」「(ガザの人々は)ホロコースト(shoah)を経験することになる」と発言した。これを聞いてハマスは「やはりイスラエルは新しいナチスだったのだ」と反論した。】


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シドニー滞在記(6) 「外猫」と遊ぶ 文科系 

2008年03月02日 00時16分28秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
 「外猫」と遊ぶ                    
                                     
 シドニー滞在旅行が五十日近く過ぎたが、珍奇な癖を持った猫と同居している。当然英語しか分からないから「外猫」である。それで余計に珍奇に見え、猫をほとんど知らない僕だし、愛猫家から見たら「当ったり前」のことを大仰過ぎると見えても許されたい。

 ドスン、バーンという音で目が覚めた。夜中の二時である。僕ら夫婦の寝室の扉が鳴っている。驚いて近づくと、間違いなく閉めた扉のドアノブが外れて、既に内側に二センチほど半開きになっている。開けてみるとそこには雌猫ミンがちょこんと座って、僕を見上げている。いくら棒状とは言え僕の顎の高さほどもあるノブに何度も飛びついて彼女が開けた? ミンは何事もなかったようにゆうゆうと部屋に入ってくると、寝ぼけ眼のまま横になった僕の左首と肩と枕と敷布団とが造る窪みに体をはめ込んでくる。目が僕の左耳辺り、肩を首の付け根の上に置いて、丸めた背中全体が首筋から肩端にかけてと、ぴったり隙間無く僕に密着してもう優れた職人技さながら。やがていびきが聞こえたから彼女は寝入り始めたらしいが、こんな初体験の真っ最中では僕の方は眠れない。
 四十代の独身女性家主が初めて不在となった夜の話だ。翌日家主にたずねると、これら全てが普通のこと、冬にはまた、「布団にもぐり込んで来る添い寝スタイル」もあるとのことだった。

 次は初対面のころの体験である。僕が「前に立つと」彼女がある姿勢を取ることに幾度か気づいた。高い所に「飛びかかる戦闘態勢」に近い。ある日何をするのか見てやろうというわけで、僕は立ったままじっとしてみる。
 するといきなり僕に飛びついてきたのだ。僕の左胸、左腹に、それぞれ前足、後足の爪を引っ掛けて(これが時にとても痛い)、左肩に胸をひっ掛ける姿勢になった。すぐに家主に尋ねると、「撫でてもらうスタイル」とのこと。教えられたお手本通りに飛びついた瞬間ミンの後脚を僕の左手ですくうようにしてやると爪をたてられにくく、肩に乗せて撫でてやると僕の左顔面をなめ続けるのだ。やがて撫でる・舐めるの「機微」にも通じてきて、この猫に愛情らしきものが湧いてきた自分にちょっと驚いた。

 最後の話はミンの真骨頂であり、日本でも体験者は少ないだろう。その次第はあとで解説するとして、まずはもう口をあんぐりさせ続けた僕の体験である。
 平日日中家にいるのは僕一人とミン一匹。いつも何かちょっかいを出してみる。その日何気なく辺りにあった縫いぐるみ鼠を一匹つまみ上げた。二十日鼠より遥かにちっちゃな振ると音を出す代物、色も様々な奴から一匹を。瞬間、脇にいたミンの姿が豹変したのである。眼光二つながら僕の指先を凝視し、臨戦態勢を全身にみなぎらせている。鼠をちょっと動かしたその一瞬、視線も態勢もがばっと即応という一触即発状況にある。僕はすぐに猟犬を思い出して、四メートルほど鼠を投げてみる。脱兎のごとくとはまさにこのこと。が、その後が、幻滅だった。匂いを嗅ぐと、ぷいっと横を向いて戻ってくる。こんなはずはないと五つ六つの縫いぐるみ全てを試してみた。驚いたことに、白い奴一つだけをソファに座った僕の足元にもってきたのである。匂いを嗅いでも戦闘態勢を崩さぬままにガバッっと口にくわえ、おもむろに意気揚々と。
 あとはもうさながら狩場である。僕が投げる。狂ったようにすっ飛んで、急ブレーキでがばっとくわえあげ、意気揚々のご帰還。壁や戸棚に額がぶち当たってもなんのその。一メートル半近い台の上、隙間のある台の下、遥か遠くキッチンの端っこ、もう狂ったような往復に微塵の疲れも飽きも見せない。僕はただただ口をアングリ開けて、猫を褒め、撫でては白い鼠を投げ続けるだけだった。

 帰宅を待って家主にたずねると、こんな回答が返ってきた。バーミーズ(「ビルマ出身の」の意らしい)というこの種類は別名ドッグ・キャットと呼ばれ、投げた物を取ってくる特技の他にも、主人への際立った忠誠心など犬に似た特徴で知られていると。この猫に限っては、家出して行方不明なんてことは全くありえないだろうなどと、そんなことを考えたものだ。そう言えばミンが家の敷地の外に居るのは見たことはなかったな。
コメント (2)
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