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官僚サボタージュの実例  文科系

2008年03月06日 11時52分54秒 | 国内政治・経済・社会問題
本日の毎日新聞「記者の目」は興味深かった。田中成之という政治部記者の「目」なのだが、暫定税率問題審議の基礎になるべき「道路整備中期計画」の資料提出に関わって、官僚たちがいかにサボタージュを行ってきたかが学べるからだ。
万年与党の下で強行されてきた官僚たちの諸習慣がいかに酷いものだったかが証明されるとともに、こういう習慣がねじれ国会の下ではもう通用しないということなのだろう。面白い情勢である

民主党の馬淵澄夫議員が官僚の逃げ道を絶つべく自らも調査を重ねつつ、最後にまともな資料を認めさせるまでに、2ヶ月強を要したという。例の「最新資料を隠して、02年の古い資料で交通量をいかに多く見せていたか」という結末を見るに至ったものである。

まず、この07年資料をなかなか出さない。後で分かることだが、07年の資料では02年のよりも交通量が大幅に下落するからだ。それどころか、官僚たちは02年の資料提出でおおいにサボタージュを働いたのである。こんなやりとりがあったらしい。

「馬淵氏は02年推計の基礎資料を求めたが、国交省は『3年の保存期間が過ぎて廃棄した』と返答した。基礎資料の文書名を確認しようと、保存期間が長い『文書管理簿』を要求すると『見当たらない』とまたもや拒否された。
馬淵氏は調査を続け、国交省が外注した調査事業リストや公益法人のホームページから、関連業務の契約を示す記述をようやく発見した。『この資料はあるはずだ』との追及に国交省も”観念”して再推計を提出した。最初の資料請求から2ヶ月強が過ぎていた。
『質問準備のほとんどは、役所に資料を出させることに費やしている』と馬淵氏は憤った(中略)
ここまで手間をかけた材料を手に馬淵氏が予算委で追及すると、冬柴国交相は『(再推計は)山ほどある資料の一つ』と切り捨てた。予算編成の基礎データを軽視し、隠し、追及されると開き直る。ねじれ以前の国会審議では、通用したかもしれないが、こんなことをいつまで続けるつもりなのか」



コメント (10)
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