日本科学技術ジャーナリスト会議のシンポジウムが
名古屋大学であったので、ちょっと覘いてみました。
瀬川志朗さん(元毎日新聞科学環境部長)の講演は、
原発報道は「大本営発表だったのか?」というもの。
まさに大本営発表だったなあ、という印象を持っていたので、
興味深く聞きました。
瀬川さんは、3月11日から5月まで「炉心溶融」を、
新聞・テレビが、どう報道してきたのか?を
追跡調査した結果などをもとに、
大本営発表と言われても仕方がない、と結論を下していました。
では、言論の自由のある現在、なぜ、こうなったのか?
①政府・東電の発表にそった報道しかしていない。
(当初は溶融と報道、以後、消えてゆく。
これは政府・東電の発表のままであること)
②事態を明らかにするデータが独自取材できなかった。
(炉心の状態は、今も東電自身にも分からないので仕方ないでしょうが)
③被曝ガイドラインのために現場取材が自主規制された。
④海外の報道・シュミレーションの軽視。
例外として注目されるのは、NHKのETV特集。
科学者とともに現場に出向き、ホット・スポットの存在を
明らかにした番組です。まさに現場にこそニュースはある、という
鉄則にそった見ごたえのあるものでした。
瀬川さんのお話は、全体に納得のいくものでした。
マスコミの足腰は軟弱、目は近視になっているのでしょう。
名古屋大学であったので、ちょっと覘いてみました。
瀬川志朗さん(元毎日新聞科学環境部長)の講演は、
原発報道は「大本営発表だったのか?」というもの。
まさに大本営発表だったなあ、という印象を持っていたので、
興味深く聞きました。
瀬川さんは、3月11日から5月まで「炉心溶融」を、
新聞・テレビが、どう報道してきたのか?を
追跡調査した結果などをもとに、
大本営発表と言われても仕方がない、と結論を下していました。
では、言論の自由のある現在、なぜ、こうなったのか?
①政府・東電の発表にそった報道しかしていない。
(当初は溶融と報道、以後、消えてゆく。
これは政府・東電の発表のままであること)
②事態を明らかにするデータが独自取材できなかった。
(炉心の状態は、今も東電自身にも分からないので仕方ないでしょうが)
③被曝ガイドラインのために現場取材が自主規制された。
④海外の報道・シュミレーションの軽視。
例外として注目されるのは、NHKのETV特集。
科学者とともに現場に出向き、ホット・スポットの存在を
明らかにした番組です。まさに現場にこそニュースはある、という
鉄則にそった見ごたえのあるものでした。
瀬川さんのお話は、全体に納得のいくものでした。
マスコミの足腰は軟弱、目は近視になっているのでしょう。