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紹介「農家の婿のブログ」          あんころもち

2011年11月17日 17時38分46秒 | Weblog
 既に流通過程にある福島のお米から基準値以上のセシウムが検出されました。
 それを受けて書かれた、「(福島の)農家の婿のブログ」を紹介します。
 
 彼が怒っているのは、ちゃんとした安全確認の措置を取らないままに安易に「安全宣言」を出した県当局や農協に対してです。
 この「安全宣言」そのものが都合のいいデータのみで拙速としかいいようのない形で出され、その後に事故米が流通していたことが判明したという事実への怒りです。
 これにより、もはや福島の農産物の「安全宣言」は、なんの根拠もないものとして信用されず、かえって、福島産農産物への不信をかったことへの怒りです。
 
 彼の言うように、福島の農産物は「安全宣言」が出される前以上に厳しい目で見られ、改めて忌避の対象にされたといえます。
 そしてやはり彼の言うように、自分に都合の良い情報のみをつまみ食いし、都合の悪い部分は隠蔽し続けた情報操作による「安全宣言」が、福島で生きる農民たちをいっそう厳しい状況に追い込んだともいえます。
 
 そのブログは以下です。

    http://ameblo.jp/noukanomuko/
コメント (2)
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大戦争、過去と現在  文科系

2011年11月17日 08時24分14秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 
 過去150年ほどの大きな戦争は、帝国主義諸国の利害関係によるものが多かったと語られてきた。これは、学校教科書などで教えられてきたことである。帝国主義諸国の利害関係とは、資源、原材料、そしてマーケットなどが関わるものだとも。そしてそれら諸国で定期的なように起こる「過剰生産」恐慌によって諸国間の利害対立が頂点に達する時、戦争に繋がらざるをえなかったのだ、とも。

 こういう観点から現代世界を観る時、こんなことを思う。
「過剰生産」恐慌は何度も何度も起こっている。日本の住宅バブルや、アメリカが世界を巻き込んだサブプライムバブルなどは、投資場所に事欠いた資本が高値で売れる物を無理無理にひねり出したものだ。その後始末としての国家による銀行救済なども、恐慌が勃発した証拠と言えるだろう。
 まさにこの今世界を騒がせているギリシャ、イタリア、スペイン問題もこれまた、恐慌状態の証左。フランス、ドイツなどの投資銀行が仕組んだ住宅バブルがらみであることも、途方もない金額が見込まれる銀行救済が始まっていることも明らかなのだから。そして、日本の5大銀行がこの9月決算でこういうヨーロッパ諸国の国債を転がしてかろうじて食っていると示して見せた現状などは、昔で言えばもう戦争状態というところではないか。1国の銀行が、投資場所に事欠いた末に、他国の国家財政を白昼、堂々と食ってきたのだ! それでも何の文句も言えないどころか、言わば加害者側の大マスコミがこんな論陣を張ってみせさえするのである。本日の「中日春秋」が、ギリシャ、イタリアの首相交代を、こう描き出してみせる。
『民主主義の政治制度で選ばれた宰相が、相次いで、いわば「市場」にクビを切られたことには、割り切れぬものがある。(中略)「市場」が政治をしのぐ力を持つなら、それは民主主義より”金”主主義とでも呼ぶべきである』

 新自由主義経済下の国家とは、なんと太っ腹で、「寛容」なものであるか! にしても、これだけの世界大恐慌がありながら帝国主義大戦争に発展しないというのは、人類が2つの大戦などから学んだおかげだろう。これは確かなことなのだが、なんか悲喜劇的な時代、光景に見えるのは、中日春秋と僕ぐらいなのか。
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