●見かけだけ装う「委員会」
「原発の再稼働に関しては、推進派だけでない委員会を設置する」
と原子力安全・保安院が自賛して設置した委員会(意見聴取会)は、
蓋を開けてみたら、9人のうち推進派でない委員は、井野博満(東大教授)と後藤政志(格納容器設計者)の2人だけ。
最近、良心的な役所では5対5の構成もみられるが、
それでも最後は委員長の裁決によって役所の意向に添うようになっている。
この委員会が今月6日に開かれた。
ちょうど、ストレステストをする三菱重工から献金をうけている3人の委員のことが報道された直後だったので、
このことについて井野委員から資格についての疑義がだされると、
岡本(東大教授)委員は「名誉毀損だ」
保安院は「少しでもまずいことがあったら辞めてもらうというのでは、委員のなり手が限定されてしまう」〈議事録〉。
●何故、突然に「IAEA」が来日を?
こうしたこともあり、長引かせては拙いと政府・推進派が急遽うった姑息な手が
「原発テストの妥当性検証のために、IAEA調査団が23日にも来日」(『朝日』15日付)
IAEAが持っている役割は二つあり、
一つは、核兵器を現在の保有国以外には持たせないことであり、
二つには、産業界の要諦として平和利用という美名の下、原発推進に務めることであり、原発をチェックすることではない。
「保安院は18日に開く意見聴取会で、大飯3、4号機の安全性に大きな問題はないとの評価案を示す見込み」(『朝日』15日付)
●『中日=東京新聞』と『京都新聞』だけが報じたこと
来日中の欧州連合の原発ストレステストに関わったブルガリア原子力安全庁のカスチエフ元長官はこう語った。
=審査のやり方、事業者の報告書が非公開であることなど、
国民の批判をかわすための言い訳にすぎない欧州のストレステストと
同じ問題が日本にも当てはまる」
。
「原発の再稼働に関しては、推進派だけでない委員会を設置する」
と原子力安全・保安院が自賛して設置した委員会(意見聴取会)は、
蓋を開けてみたら、9人のうち推進派でない委員は、井野博満(東大教授)と後藤政志(格納容器設計者)の2人だけ。
最近、良心的な役所では5対5の構成もみられるが、
それでも最後は委員長の裁決によって役所の意向に添うようになっている。
この委員会が今月6日に開かれた。
ちょうど、ストレステストをする三菱重工から献金をうけている3人の委員のことが報道された直後だったので、
このことについて井野委員から資格についての疑義がだされると、
岡本(東大教授)委員は「名誉毀損だ」
保安院は「少しでもまずいことがあったら辞めてもらうというのでは、委員のなり手が限定されてしまう」〈議事録〉。
●何故、突然に「IAEA」が来日を?
こうしたこともあり、長引かせては拙いと政府・推進派が急遽うった姑息な手が
「原発テストの妥当性検証のために、IAEA調査団が23日にも来日」(『朝日』15日付)
IAEAが持っている役割は二つあり、
一つは、核兵器を現在の保有国以外には持たせないことであり、
二つには、産業界の要諦として平和利用という美名の下、原発推進に務めることであり、原発をチェックすることではない。
「保安院は18日に開く意見聴取会で、大飯3、4号機の安全性に大きな問題はないとの評価案を示す見込み」(『朝日』15日付)
●『中日=東京新聞』と『京都新聞』だけが報じたこと
来日中の欧州連合の原発ストレステストに関わったブルガリア原子力安全庁のカスチエフ元長官はこう語った。
=審査のやり方、事業者の報告書が非公開であることなど、
国民の批判をかわすための言い訳にすぎない欧州のストレステストと
同じ問題が日本にも当てはまる」
。