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クラシコ連戦以降に、大荒れの予感   文科系

2012年01月20日 12時55分06秒 | スポーツ
 クラシコ連戦以降に、大荒れの予感    文科系

一昨日のスペイン国王杯準々決勝マドリッド対バルセロナ戦、その第一戦はまさに大荒れ!最近のこの対戦(「クラシコ」と呼ばれてきた)、年末年始の連戦、全てがこうだったのだけれど、その正に掉尾だ。大荒れ報告、その原因究明、この荒れの行方予想とをやってみたい。

①まず、一昨日の荒れようを少々。1対2で負けたレアル側を先に書く。ファール数19の12。イエロー数4の3。スペイン国王杯という晴れ舞台に似つかわしくないダーティーさと言えるが、僕はこんな場面も目撃した。ぺぺがともに倒れたあと、メッシの手の甲を歩きながらちょこんと踏んでいく。後半のレアルの選手にはこんな場面も何回かあった。激しく当たり合いそうになって当たらなかったその瞬間に、苦しそうにごろごろと地面を倒れ回っているのだ。弾みを付けているから止まらないこれには、僕は悲喜劇を観たような苦笑いしかなかった。

②原因は明らかである。まず、最近の両チームのゲームはこんなのばかりで、スペインでも評判になっているということ。世界一プライドの高い人たちが集まったレアルの監督と選手たちに、今の状況が我慢できないのだろう。このクラシコは最近、レッドカードがよく出ているけど、断然レアル側に多いのだから。このゲームでもこんな数字では、レアルのフラストレーションは凄まじいたまり方だったろう。ボールキープ率27隊73。シュート数5対11で、枠飛びシュートが2対6。1対8のコーナーキック数は、チャンスメイクの数にも比例していたはずだ。
 さて、何よりも最大の原因を僕はこう推察してきた。「最初から死ぬ気で走って、レッド覚悟ぐらいで厳しく当たれ。ついでに、相手を挑発して心、パスを乱してやれ!」。これ以上の暗黙の指令をモウリーニョが出しているにちがいない、と。彼の得意技だからだ。
テレビ放映後、解説者・奥寺康彦の言動が、このゲームの酷さをやんわりとすべて表していた。不快感、残念感、そんなものが入り交じった何とも言えぬ情けない表情を終始キープし続けた後、最後の一言はこうだった。
「バルサは、冷静に自分のサッカーをよくやりましたねー」
ちなみに、奥寺のいた当時のドイツはクリーンだったろうと思われるのである。

③このゲーム第2戦はこの26日。本拠のサンチャゴベルナベウ競技場で上に数字を書いたような負け方をしたのだから、敵地カンプノウでレアルが持ち直すのはちょっと先ず不可能だろう。ボールをもっと持てなくなるはずのレアルには、このゲームで見せたカウンターしか点取り術はない。クリスチアーノロナウドかベンゼマ頼りの。ところが、一昨日のように余程上手いボール奪取をしないとこれは難しい。バルセロナのDFが脚も帰陣もとても速いのだ。そして何よりも、モウリーニョのカウンター戦法は、イタリアはインテル時代から、バルセロナの人々には知り抜かれている。
 さて、ここで負けたらレアルは大変なことになるだろう。4月22日にリーグ戦直接対決があるから、リーグ優勝も怪しくなってくる。どこかで盛り返せばよいのだが、今季内にそれが出来なければ隠れていた諸問題が噴出するはずだ。モウリーニョのやり方に不満を持っている選手もいると聞く。国代表としては「敵ながら友達同士」という選手たちも多いのだから当然だ。それがこれだけ傷ついてしまっては、なにもなくて済むはずがない。
コメント (1)
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