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「北は崩壊寸前」「中国は脅威」というメッセージは誰の利益?  らくせき

2012年01月17日 19時11分28秒 | Weblog

私は21世紀の東アジアの未来は、日本と韓国が過去に折り合いをつけて
仲良しになることで、大きく変ると思ってきました。
次には、中国とも仲良しになると良いと思っています。
しかし、これには北朝鮮の安定が欠かせません。

北朝鮮の不安定を一番望んでいるのは誰か?
アメリカです、という本を読みました。
内田樹さんの「知に働けば蔵が建つ」です。

要旨は、こうなります。
日本・韓国・中国が仲良しになったら、
もう米軍基地はいりません、ということに。
これはアメリカの国益に合いません。
そこで韓国も日本も、アメリカの軍事力を
頼りにせざるを得ない状態が一番、良い。
現状はアメリカの国益のために好都合。
昔から言われている「分断して統治する」、です。
日本が韓国と仲良くなりすぎては困るようです。

このためには、北朝鮮の役割が大きい。
何時崩壊するか分からない、という危機感が
分断政策をやりやすくするからです。

こう考えると、アメリカから、北朝鮮が数年後には
崩壊するという予測が、絶えず流されている背景が
理解できます。
しかし崩壊してもらっても困るのです。

そんな事態になったら、中国・韓国・日本が
一致した行動に出る可能性があります。
そうした事態にならないために、楔を打ち込む「中国脅威論」が
声高く叫ばれているようです。

これは、東アジア共同体論が、あっけなく
消えていった理由をも納得させてくれます。
アメリカにとっては、この3国の間に、溝があったほうが
好都合なのでしょう。

こうした少し意地の悪い見方は、どうもヨーロッパのものらしいです。

日本では、この話、あまり共感を呼ばないでしょうが、
坂本竜馬だったら分かってくれるかも・・・
コメント (4)
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