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ザックジャパン(76)実現間近”世界の香川”   文科系

2013年04月26日 22時55分12秒 | スポーツ
ザックジャパン(76) 実現間近”世界の香川”   文科系

 チームが全く違って見えた感がある第28節ノーリッジ戦で香川がハットトリックを成し遂げて、世界を驚かせた。その次第は3月3日の第74回に書いたとおりだ。その後も、日本のスポーツメディア主流の香川無視または酷評に反して、香川の活躍は進むばかりである。3月4日の第75回で予言してきたとおりに、「チームがますます彼に合わせ始めた」からこうなった。香川は「スピードに乗った緊密な連係」の中で生きるタイプ。そして、こういう連係が現世界最先端の得点技術であると、はしなくも示された「事件」がこの二日間に相次いだ。世界最強と言われたスペイン2強・レアルとバルサが大敗を喫したのである。それも、香川の古巣ドルトムンドとバイエルンという、台頭著しいドイツ勢に対してであった。バルサを4対0で負かしたのがバイエルンで、レアルを4対1で負かしたのが、ドルトムンド。そのドルトムンドの去年までドイツ2連覇でエースを張ったのが、香川なのである。よって、今ぐらいの活躍はまだ序の口。そう、僕は予告したい。世界有数の個人技中心であったマンチェスターユナイテッドはもっともっと香川に合わせるチームになることによってのみ、近く世界を制覇し直すだろう。ついでにこんな予言もしておきたい。今年のチャンピオンズリーグはまだ準決勝前半が終わった段階に過ぎないが、ドルトムントが優勝するのではないか。バイエルンは選手個人がずば抜けたチームだが、スピードを生かした最新組織のドルトムンドには勝てないと思う。この斬新的組織でもって、バルサと違ってゴールにダイレクトに迫り、かついろんな戦術が取れる柔軟性に溢れたるチームなのである。つまり、半人前のメッシが数人絡んで点を取るようなチームと、僕は観ている。

 さて、イングランドのマスコミも、香川とチームをこう評している。以下は、ナンバーウェブに掲載されている鈴木英寿氏の英誌『テレグラフ』などを紹介した記事である。

『(年間)最高点数はファンペルシの「9」で、これに並ぶのはキャリックのみ。最低点の「5」は『タイムズ』よりも2人多い7人。そういった中で、香川は「7」という点数を与えられている。これは同じ攻撃的MF/FWで比べると、ウェイン・ルーニーの「6」やバレンシアの「5」よりも高い評価だ。
 同紙はこう評している。
「日本代表ミッドフィルダーの今季の輝かしいシーズンは、怪我により頓挫してしまった。だが、再び頼もしく見えてきた」
 本稿を執筆している第34節終了時点ではリーグ戦でのゴール数は5にとどまっている。昨季のドルトムントで二桁ゴールを記録した本人からすれば、自身が設定した目標からは遠く及ばないに違いない。
 それにもかかわらず、なぜイングランドの地元メディアは、そのシーズン総括に及第点、もしくは及第点以上の点数を与えているのか。そして、来季以降に大きく期待しているのか。
 FWとMFの間に位置する“リンクマン”としての新時代を開く!
 その理由は、優勝決定戦のアストン・ビラ戦で披露した「Linkman(リンクマン=FWとMFの間に位置する“繋ぎ役”)」としての質の高い動きを分析した上で、香川のプレーがユナイテッドの新時代を切り開いてくれると評価しているからだろう。だからこそ、ファーガソン監督も、アストン・ビラ戦では4-2-3-1のトップ下として、フル出場させたのではないだろうか。
 アシストや味方を生かすプレーにおいては、だいぶリズム感が出てきたのでは?
そう問いかけると、香川はこう答えてくれた。
「いまの時期は楽しくサッカーしているし、ようやく自分とチームがかみあってきている感じがします』

 香川は「一昔前の得点者タイプ」クリロナのような世界的花型に、間違いなくなると思う。ただ、得点をゆだねられる役割もあるにしてもその直前段階から絡んでいく選手であるから、かってのイタリアの花形・デルピェーロのような選手なのだろう。
コメント (1)
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