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 文科省の”大活躍”を危惧  文科系

2013年04月27日 07時19分56秒 | 国内政治・経済・社会問題
 文科省の”大活躍”を危惧  文科系

 ここのところ文科省の大活躍が続いている。ことの初めは、柔道オリンピックチームの暴力問題。この問題はスポーツ好きの僕としてここでも扱ったが、現在では上村春樹会長の柔道連盟への補助金大々的不正流用事件にまで発展している。これと相次いでマスコミを騒がせた大阪桜宮高校の体罰・暴力事件は、全国小中高等学校一斉の”暴力摘発・調査”にまで広げられるに至った。かてて加えて話題になり始めたのが、本日中日新聞33面に『研究費 底なし 文科省調査 自宅エアコン購入も』と、今度は大学の補助金不正流用問題である。まるで、こんな様相を感じてならない。『上からの改革が大々的に開始された』。
 そこで疑問。これらの問題すべてがとても悪いことには違いないが、はて、何故今になってしかもぞろぞろと一斉に、なのか。次に述べる疑問も絡んでくるはずだ。

 文科省はこれらの重大問題のそれぞれ半分以上ほどは知らないわけはなかったのであって、これらすべてを今までは一定放置してきたと観てまず間違いあるまい。このように放置してきたことも含めて、監督官庁である文科省自身の責任は一体どうなるのだろう。そういう自己責任には口をぬぐったようにしているからこそ、「今更偉そうに摘発、指導??!」とも言いたくなるのである。だって、文科相自身の自己反省の一片でもこの間にあっただろうか。他人事のように「こいつらはこんなに悪い」という情報だけを、マスコミにどんどんリークしているように見える。これではまるで、「フクシマ」を起こした経産省・保安院がこれまでの自分の所業は棚に上げるようにして、新たに「悪い原発」をぞろぞろ指摘し始めると、そんな事態にも見える。まるで一種の自己弁明、アリバイ作り、さらには「上から目線の再統制」に立場上知り得た情報を駆使し始めているのと、どこが違う? 教科書検定、教育委員会の形骸化、教育統制など、文科省に染みついた古い体質は周知の事実なのだし。
 
 証明は抜きにして僕の結論を言ってしまうが、文科省、マスコミ、文化・イデオロギーを最大のよりどころとしようとする安倍政治戦略の一環。それらへの政治的指導、あるいは文科省官僚たちの自主的呼応が絡み合って急展開が起こっているのではないか。そしてもちろん、新たな国家主義目指して、文化・情報・教育統制の新たな始まりという側面が存在するのではないか。心が沈んでくる想いだ。
 皆さんのご討論を仰ぎたい。

 さて、上まで書いてきたところで、この原稿をいったんは投稿した。ところがところが、すべての投稿に付随してブログ編集部から付け足される「キーワード」欄にこの投稿本文で引っかかったのが実に一語だけだったから驚いたこと! その一語も「上からの改革」! 柔道連盟も、上村春樹も、桜宮高校も、体罰も、文科省その他も、何も引っかからないのである。ここにも文科省などの統制を感じてならない言えば、言い過ぎだろうか。
 安倍政治戦略が、社会の情報統制を第一の柱にしているように思えてならないのである。「グローバリズム世界を、国民への情報統制・そういう国家主義で乗り切ろうとする安倍政治戦略」!

 と、2度目にここまでを一部修正し、付け足したら、新たにひっかかった言葉が三つ出て来た。グローバリズム、教科書検定、教育委員会である。ご自分らへの批判だけは監視しようとしているように見える。批判されるべき内容自身はなるべく国民に広がらないようにしつつということのようだ。
コメント (2)
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