九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

新聞の片隅に載ったニュースから(165)     大西五郎

2014年09月05日 08時52分10秒 | Weblog
同じ顔ぶれ重用 塩崎、高市氏ら1次内閣から要職 (14.9.4 中日新聞)

三日に発足した第二次安倍改造内閣の要職には、二〇〇六年発足の第一次内閣の中核メンバーが並んだ。
第一次内閣で官房長官として安倍首相の女房役を務めた塩崎恭久政調会長代理は、厚生労働相
として再び閣内に登用された。〇七年夏の参院選敗北当時は、首相に近い議員ばかりを集めた「お友達内閣」との批判を一身に浴びていた。
今回そろって留任した菅義偉官房長官、麻生副総理兼財務相、甘利経済再生相の三氏は、第一次内閣から通じて枢要なポストで処遇され、首相の相談相手でもある。
首相と思想的立場が同じ保守系議員の重用も目につく。留任した下村博文文部科学相、新任の高市早苗総務相が代表格で、両氏とも第一次内閣で官邸メンバーや閣僚として首相を支えた。初入閣した山谷えり子拉致問題担当相、衆院当選三回で自民党政調会長に抜てきされた稲田朋美氏も「心情共鳴組」だ。
特定の議員や考え方が首相に近い若手が厚遇される一方、当選回数を重ねても入閣できない議員は増えている。首相の出身派閥の町村派幹部は「入閣できる人とできない人がグループ分けされているようだ」と不満を隠さない。

□□――――――――――――――――――――――――――――――――――――――□□

今回の改造で安倍首相は「女性が輝く社会の実現も安倍内閣の大きなチャレンジ。まず、隗より始めよだ」と強調し、5人の女性閣僚を任用し、女性活躍担当相という新しいポストを作って、そのうちの1人を充てました。またと党役員(政調会長)にも1人を起用しました。
この6人の顔ぶれを見てみますと中には小渕経産相のような原発再稼働PR役のハト派もいますが、「女性重用も安倍好みの右派中心」です。
総務相の高市早苗氏は、第1次安倍内閣で沖縄・北方担当相を務めた際も、07年の終戦(敗戦)記念日に閣僚として唯一人靖国神社に参拝しました。先日まで自民党政調会長を務めていましたが、河野談話の見直しの必要性を説いていました。
松島みどり法相、山谷えり子国家公安委員長兼拉致問題担当相、有村治子女性活躍活躍担当相(行政改革、消費者問題担当兼務)は、“靖国派”の集まりといわれる「日本会議」の議員懇談会の会員で、戦後レジームからの脱却を目指す安倍氏の考えを支持してきました。
自民党の政調会長に就任した稲本朋美氏は、中国人の映画監督リー・インが10年間にわたって取材・制作した映画「靖国」に、軍服を着て参拝する者や反対する遺族の姿、神体とされる「靖国刀」の錬成現場などを描きましたが、稲田朋美氏は靖国の神聖性を損なうとこの映画の上映に反対する運動を行い、上映を取りやめさせました。新しい政調会長として、早速3日の民放の番組で「従軍慰安婦への関与を認めた河野談話は見直すべきだ」と主張しました。
この他、麻生太郎副総理兼財務相、菅義偉官房長官、下村博文文部科学相、新任の江渡聡徳安保法制兼防衛相らも、特定秘密法や集団的自衛権行使容認を進めたメンバーです。

                                          大西 五郎
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする