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「フクシマ」、悪行一覧表(1)  文科系

2014年09月14日 16時56分08秒 | 国内政治・経済・社会問題
 右の方々の排外主義議論はますます隆盛だ。理由、背景などはおおよそ見当も付くが、必要以上かつ猛烈な「朝日新聞」たたきが始まっている。そんな時改めて、フクシマを風化させてはならないと思い立った。過去猛烈に書いた事の中から、12年11月に4回連載した標記のものを順次再掲していきたい。


【 保安院の大罪(89) 「フクシマ」、悪行一覧表(1)  文科系
2012年11月12日 | Weblog

 福島原発「事故」。これは同じレベル7のチェルノブイリと並べればこの世界に30年に一度もなかった大事故ということになる。人類の悪行も軽重、多種多様いろいろだが、これだけの悪行も戦争のない日本ではちょっと少ないという、そういうまとめを記しておきたい。あまりにも楽観的かつ断片的な擁護論などが巷にばらまかれすぎると考えていて、ここまでの拙稿「保安院の大罪」をざっと見直してきた、その末の産物だ。
 事故と言って済ませられない戦争にも匹敵するような意識的悪行、未必の故意と言える側面が存在すると思う。どれだけ多くの人々が故郷や家財を奪われたかとか、被爆地から避難所に立ち退きを迫られて命を縮めた人々の多さとか、予想される後遺障害の深刻さとかは、戦争を思わせる。また、この原因・背景に思いを馳せるなら、国権の最高機関国会が選んだ国会事故調査員会が「この事故にはいわゆる『規制の虜』が存在していた」と断言していることに注目すべきだろう。「規制の虜」、つまり原子力村への「規制側」の嘘、隠蔽、そういう世論工作などには、事故と言って済ませることができない犯罪的側面も多かったのではないかということだろう。事故以降無数に起こった嘘・隠蔽による事故の拡大などがまた、これを何よりも傍証していると思う。
 人の過失、未必の故意、犯罪などには軽重がある。権力者のそれはいかに重大なものになるか。政治がだらしない今、是非忘れてはならぬ事だと思うのだ。

1 直接の害悪の数々
①無数の人々の故郷や家財を奪った。子どものいる家庭には、「成人するまでは帰れない」と決意している人も多いだろう
②避難生活を強いられた家族の多くの高齢者、病人などが、その命を縮めた
③スピーディの非公開で浴びなくても良い放射能を浴びた人々も多い
④後遺障害予測について、半減期の短い放射性物質や、線量が低くとも出る晩発性障害とかのことがほとんど論じられていない
⑤高濃度汚染水を垂れ流した。これが海に沈んで、今でも高濃度汚染魚類が北20キロとかの遠隔地からさえ揚がっている
⑥地下水汚染のことも、害の質、大きさが分かるのは遙かに遠い先の話だ
⑦この垂れ流しについて、過失の度合い、つまり確信犯かどうかさえも、なにも明らかにされていない
⑧吉田所長の「水蒸気爆発だ!」というテレビ画面音声も、その後きちんと訂正なり、追求なりの処理がなされたとは聞いていない
⑨この水蒸気爆発は、毒性の高いプルトニュームMOX燃料を使った3号機についてのことであり、水素爆発よりも遙かに遠くまで重い物質を飛ばすから、極めて重大問題なのである。ちなみに、テルル132などという金属製の重い放射性物質が、7キロ先の浪江、大熊、南相馬まで飛んでいるとも報道された。

(続く、2 事故処理に示された嘘、隠蔽、犯罪性。 3 ? などを書くつもりです)】
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現世界経済、最大の疑問   文科系

2014年09月14日 16時10分08秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 これは、反米保守さんに質問したが現在までお応えがない僕のコメント。皆さん、この点をどう思われます。現代世界経済で最も重要な所のはずです。

【 反米さん、ここを分かって欲しいのですが。ケインズの昔から、と言うよりも古典派経済学の時代から経済学の根本的論議のはずですから。需要を重視するか供給サイドに立つかという議論です。1980年以降から、特に世紀の移り目から今などは後者の全盛時代。僕はそこへの批判を上でこう書きました。

『スペイン、ギリシャなどの若者失業率3割などと、この問題の基本的解決策は絶対にあるはずです。そして、この解決方向とは基本的に逆の方向へどんどん行っているのが今の世界だ。中産階級の没落とはそういうことでしょ。どこにも有効需要などありはしないから、庶民サイドで見て景気など良くなるわけがないのだ。』

 日本など先進国庶民(の給料)が物価とともにどんどん中進国なみになっていく(年収200万円以下の不本意なパートまたは臨時雇いも含めて)ような世界では、基本的に儲かる投資先などはどんどんなくなっていくはずだと言っているのです。日本の経済の85%ほどは内需なのですしね。その内需でさらに最も多いのは、一般消費なのですしね。

 こういうことを言い始めた経済学者などはどんどん増えていますよ。中谷巌(三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長)など、昔の競争原理信奉の新自由主義経済学からの転向も含めてです。

 99%と1%で、総体として前者がどんどん小さくなっていくのに後者だけが大きくなっていく時、一体経済はどうなっていくのかという論議です。資本がますますマネーゲームに走るしかなくなっているから余計、先進国では給料低下。次は、中進国の給料が後進国の給料なみにされていくこういう傾向のことを問題視しているのです。つまり、世界的な中産階級の没落ね。

 ケインズが言うならば需要サイド経済学者であったことはご存じでしょ? 】
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アギーレジャパン(6) 岡崎、得点ランク「単独」1位!  文科系

2014年09月14日 11時44分54秒 | 文芸作品
 岡崎慎司が、ブンデスリーガ得点ランク1位になったのを、日本人のどれだけの方がご存じだろうか。同じ日に行われたドルトムント香川の1ゴール、1(間接)アシストの陰に隠れてしまった感があるので、大吹聴したい。

 岡崎以外にも3ゲーム・3得点がブンデスにもう一人いるのだが、第一ゲームでPKを獲得している岡崎は(自分では蹴らなかったようだ)、4得点も同じなのだ。0対0で終わった第2ゲームでもあわやPKがあったし、この第3ゲームもシュート2本で2得点。ドイツでは岡崎を止めるのはもうPK覚悟しかないというのが常識になっているらしい。それほどに今一段と、陸上短距離オリンピック選手であった師匠に通い詰めて直伝された「ゴール前動き出し」が冴え渡り始めたのである。

 さて、今年のマインツは名監督トゥーヘルが入れ替わって心配だったが、どうも失点が少ないチームのようだ。つまり、岡崎が得点するほどに順位が上がるということで、ご本人も凄くやりがいがあるだろうし、ファンも楽しみこの上ない。成績次第では、ELリーグ出場権という去年より一段上のCL出場権も望めるチームだからである。
 代表監督アギーレもザックと違って、いろんな得点術を取り入れる目、力量がある人らしいし、こんな岡崎の世界的活用術をどんどん開発して欲しいと、そんな期待まで膨らんでくる。なんせ、イングランドと並んで世界的FWが集まる世界トップリーグで、前年度ランク7位、今年度もこれだけ活躍している日本人なんて、一昔前には信じられない話だろう。岡崎より上のドイツ人は二人だけ、あとはポーランド、クロアチア、ブラジル、コロンビアなどから引き抜いてきた選手たちだ。

 彼の異能を代表で活用する戦術をとことん開発して欲しい。というよりも、こんな世界的異能をば、活用しない手はないはずだ。ただでさえDFが強いドイツであるうえに、さらに世界から集まった名DFをも相手にしてあげている得点なのである。

 香川も戻ったし、大迫もいるのだし、岡崎を含めたブンデス3人の点取り合戦も、楽しみで仕方ない。
コメント (7)
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