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ハリルジャパン(50) レスター、1人の名選手  文科系

2016年02月15日 11時03分09秒 | スポーツ
 岡崎レスターが、今回ばかりは足踏みした。
 昨日アーセナルに1対2、とうとう敗れたのだ。といってもこのところの強豪3連戦をリバプール、マンチェスター・シティと撃破した後だから、まだ首位にいて2位に勝ち点2差を付けている。
 さらに、このアーセナルとのゲームもこんな成り行きだった。
 1対0でリードしていて、後半初めに1人がレッドカード退場。そして、岡崎は交代。その9分後に同点にされ、延長5分だったかに逆転。こんなわけだから、後遺症は少ないだろう。

 さて、ここの名選手を1人紹介しよう。エンゴロ・カンテ。169センチのフランス籍もあるマリ人で、以下の文中にもあるように往年のマケレレを思い出させる地味な名選手である。この選手、その敢闘精神がマケレレのように凄い。
 電子マガジン「ザ・ワールド」から取った記事だ。僕には、こういう記事こそ堪らない面白さである。

『彼の強みは、その運動量とボール奪取能力にある。身長169cmと極端に小柄であり、とてもプレミアの屈強な選手たちに対抗できるとは思えないのだが、俊敏に動き回って実にうまくボールを奪う。クラウディオ・ラニエリ監督も「マケレレを思い起こさせる」「欧州最高のMFになれる」と、カンテのプレイに賛辞を惜しまない。

データを見ても、カンテの貢献は明らかだ。2月14日現在、レスターはリーグでもっともインターセプトを成功させているチームである。データ分析サイト「WhoScored.com」によれば、1試合平均のインターセプト数で3位がアーセナルの19.3回、2位がワトフォードの21.5回だが、レスターはそれを凌ぐ21.8回のインターセプトを成功させている。タックル成功数もきわめて優秀で、リーグトップのリヴァプールの23.2回に次ぐ22.6回という数字を記録している。そして、インターセプト成功数、タックル成功数ともに、チームトップの成績を叩き出しているのが他でもないカンテなのだ。

チーム個々のスタッツをレギュラー組に絞って見てみると、インターセプト成功数3位がDFダニー・シンプソンで1試合あたり2.9回、2位がクリスティアン・フクスで3.2回であるのに対し、カンテは4.1回。タックル成功数も3位の相棒ダニー・ドリンクウォーターが1試合あたり2.8回、2位がフクスの3.1回であるのに対して、カンテはやはり4.1回という優秀な数字を出している。これだけ見ても、彼の中盤での働きがいかに重要かが分かる。そして、レスターの得点パターンのほとんどがボールを奪ってからのカウンターアタックであることを考えれば、もはや彼なしではレスター躍進はあり得なかったと言っても過言ではない。ちなみに、ここまでカンテが受けたイエローカードはたったの2枚、レッドカードはゼロである。ダーティなプレイでボールを奪っているわけではないことも付け加えておきたい。』

 現在の世界強豪では、ボール奪取が上手い事が必須要件であり、そんなチームが急増している。レスターはそんな典型だ。そこのチーム・ボール奪取を支えるのが169センチの黒人小男というのだから、堪らない。こういう選手が大男にタックルを仕掛けると、そのボールが味方に流れて即カウンター。レスターは、そんな見物もあるチームなのである。
コメント (3)
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