九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

ハリルジャパン(140) 中島翔哉、8ゲームで6得点  文科系

2017年11月28日 03時46分31秒 | スポーツ
 僕が注目してポルトガルまで追っかけて行った中島翔哉が、また1ゲーム2得点を上げた。これで8ゲーム6得点、個人得点ランク5位である。

 今期途中から入った中島に比べて、他の上位選手はみんな12~11ゲームを消化しているから驚異のペースであって、チームもぐんぐん上昇して9位。このポルトガルは最新世界ランクでは3位の国だから、中島の得点力評価も世界的に鰻上りと言って良いはずだ。まだ23歳になったばかりだし。このゲームでは、岡崎と同じように守備の任務も立派に果たしていたと伝えられたし。身長164センチでも、守備は立派に出来るのである。相手の下身体にぶつかるような感覚で行けば互角に闘えるとは、日本人なら舞の海で先刻ご承知のこと。日本のFWの全く新しい形を作るかも知れない。日本人の特長であるアジリティーあふれて小回りも利くドリブルがある上に、ゴールに向かって左45度からの中距離シュートという得意な形まで持った選手である。

 中島を長くレギュラーに引き揚げなかった城福監督などFC東京首脳陣は一体何を考えていたのだろう。この選手を中心にチームを作っても良い程の力といえたのに、それが見えなかったのである。東京の順位が落ちていくのを見る度に、そんな事を考えたものだ。前田、大久保を採って、永井までとったのに・・・この今の体たらく。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

随筆  「小学一年、大人との距離感」    文科系

2017年11月28日 03時35分27秒 | 文芸作品
 小学一年になった孫のハーちゃんはピアノを習っていて、今は両手で初歩的な曲が弾けるようになったところ。今日も練習を見てやっていると、途中でこんなことを言う。「じじ、ピアノ弾けんでしょう?」。僕が習っているクラシック・ギターをいつも聞いているのに、ギターとピアノが楽譜さえ非常によく似ているのは知らないのである。旋律をいろんな和音で飾っていく数少ない楽器同士なのである。そこで、練習を中断してこんなことをやった。彼女の今終わりかけの教本の最後の方を片端から順にずんずん弾いていく。ただし、ミスしないように伴奏なしの単音旋律だけ、ギター弾きなら誰でも初見楽譜でも、簡単なことなのだ。時々譜面を覗いたりしてしばらく静かに聴いていたから、僕が驚いた。ちょっとは大人の世界をのぞかせられたのかな?

 保育園のお迎えの時などにやっていて彼女が名付けた「パンチ遊び」というものを、僕がお迎えに行く学童保育でもすぐにやってみたという、その光景も思い出す。両脚を広げて腰を落とした僕が、サンドバッグよろしく腹筋を子どもらにパンチさせる遊びだ。ボクシングの拳の作り方と、打撃時の足腰の使い方なども初めから教えたから、少々本格的なスポーツにもなっている。これを、四年生までは我も我もとやりたがる。因みに、それより上になるとどういうか「子どもじゃないよ! 遠慮します」という感じが面白いのだが、とにかく学童保育では女の子も含めて大人気なのだ。そして、パンチの後には必ずこんな質問、「効いた?」。そんな事は、子どもら一人一人がもう分かるはずなのだ。身体が入って体重が乗った会心の一撃は、手腕肩に「そういう余韻」が残って、手も全く痛くないし。なんせギリシャの昔からの男のスポーツ。今ならアニメやゲームの影響もあるのだろうが、今でも迎えに来た僕を見つけると三人、四人と挑戦してくる。僕の方は人間の腹筋が思う以上に強いものだと知ったのだが、ランニング練習のジムでウエートトレーニングも一通りやっているからなのか、四年生ぐらいなら大丈夫なのだ。
 こういう遊びを学童保育で始めた時のハーちゃんの感嘆ぶりこそ、僕がおったまげたもの。集まってきた上級生らの顔を見上げながら、周囲を飛び回っている。〈彼女が遊んでもらいたくて仕方ない三~四年生までが自ら希望してこの半年ずっとずらずら並ぶのだから、指導員先生でもなかなか作れる光景じゃないだろうな……〉。

そんな「パンチ遊び」を終えた秋のある日。お迎え帰りの自動車の中で、
「ジイジって、七十六歳だよね?」。「そうだよ。何かあったの?」。「先生が訊くからそう答えたら『うそーっ?』って言ったんだよ。別の先生が本当だよって言ってくれたけど」。「でももーお爺さんだよ。運動会の駆けっこなら、ハーちゃんに負けるかも知れない」。「ジイジはお爺さんじゃないよ。お父さんだよ。先生もそう言ってるし。パンチにもあんなに強いし。いつも走ってるし。ギターも弾けるし、……ちょっと痩せぽっちだけどね」。
 その時の僕の気持ち! 毎日当たり前のようにやっていることを褒められても嬉しくないのだが この時ばかりは違った。だからこそ、一言。「僕が痩せぽっちなんじゃないの。パパ、ママがお腹も出て来たし、ふっくらし過ぎなの。分かる?」。そう、今の中年以上が皆太りすぎで、僕が大学生のような身体なのだ。それが、現代日本の普通の大人の認識。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする