昨日のエントリー「ネトウヨ諸君の戦争観、9条観」を要約、補足したようなものを付け加えたい。
ネトウヨ諸君の戦争観はこうである。「人間も動物と同じで争うもの。争いはなくならん。国家の戦争も同じだ」と決めつけておいて、人間世界史を見るから、無くそうとしてきた努力などが何も見えない。そういう無知、偏見から世界史などを調べもしない。
これでは、徳川幕府が日本統一をして戦国時代のような大小の戦争がなくなったから、間もなく元禄の繁栄などが起こり、300年の平和的発展が日本に生じた理由も分からないことになる。この徳川300年の平和的発展下における国内経済、市民道徳、識字率向上などを基礎として、アジアで唯一明治日本が「近代化」を遂げられたという、そういう日本史側面も分からないことになる。
人間は争いもするが、平和を求めても来た。特に、18世紀からの世界史的な民主主義の発展は、人間の人種を越えた命の平等という考え方、感じ方を人類に広げてきた。そこから、2度の大戦を経て戦争違法化を第一の目的とする国際連盟、国際連合が出来た。この力をアメリカなどが自己都合から今は無視しているが、どんどん無視できぬ、もっと強いものになるはずだと僕は確信している。
大量破壊兵器が憎まれ、その禁止が目差されるようになったのも、以上の歴史的背景を抜きには語れないはずだ。アメリカの原爆投下には、人種差別意識が絡んでいたと確信するし、以降小型原爆一つ使われていないのにも、大戦直後から始まった植民地解放などの民主主義の発展が関わっていると確信する。右の方方には、北かトランプかが今にも原爆を使うような物言いをする方がおられるが、それも上のような民主主義の発展が見えないからだと考えている。
なお、民主主義の基本である人種、命の平等という感覚も人類生来の所有物ではなく、歴史的に出来上がってきたものである。部族社会では、自分ら以外の他部族人は人間ではなかった。よって動物を殺すように殺せた。丁度、つい最近まで、日本に女は半人前のような、アメリカでも白人以外は半人間のような感覚が広く存在したのと、ちょっと同類だろう。また今のアメリカの超格差にも、人種問題が関わっている。ちなみに、そんなアメリカの超格差体制を、単一民族である日本が先進国では珍しくそのまま追いかけているように見えるのは、歴史的に見たら特に変な、おかしなことだと考える。
イスラムの一部、例えばサウジでは、非イスラムを今でも半人間と観ているだろう。ちなみに、米英などが、このサウジのイスラム原理主義を、北並みの残酷な内政を北に対するのとは違って長く許容してきたのは、石油利権絡み以外の何ものでもないと思う。
半人間相手になら、戦争は起こしやすい理屈である。
民主主義の発展が、人種平等の感覚が進むごとに、戦争は小さく、少なくなっていくと考えている。この流れに今最も大きく棹さしているのが、アメリカなのだと観ている。アメリカの民主主義が口で叫んでいるとおりのものなら、サウジにも北と同様に対すべきであろう。
ネトウヨ諸君の戦争観はこうである。「人間も動物と同じで争うもの。争いはなくならん。国家の戦争も同じだ」と決めつけておいて、人間世界史を見るから、無くそうとしてきた努力などが何も見えない。そういう無知、偏見から世界史などを調べもしない。
これでは、徳川幕府が日本統一をして戦国時代のような大小の戦争がなくなったから、間もなく元禄の繁栄などが起こり、300年の平和的発展が日本に生じた理由も分からないことになる。この徳川300年の平和的発展下における国内経済、市民道徳、識字率向上などを基礎として、アジアで唯一明治日本が「近代化」を遂げられたという、そういう日本史側面も分からないことになる。
人間は争いもするが、平和を求めても来た。特に、18世紀からの世界史的な民主主義の発展は、人間の人種を越えた命の平等という考え方、感じ方を人類に広げてきた。そこから、2度の大戦を経て戦争違法化を第一の目的とする国際連盟、国際連合が出来た。この力をアメリカなどが自己都合から今は無視しているが、どんどん無視できぬ、もっと強いものになるはずだと僕は確信している。
大量破壊兵器が憎まれ、その禁止が目差されるようになったのも、以上の歴史的背景を抜きには語れないはずだ。アメリカの原爆投下には、人種差別意識が絡んでいたと確信するし、以降小型原爆一つ使われていないのにも、大戦直後から始まった植民地解放などの民主主義の発展が関わっていると確信する。右の方方には、北かトランプかが今にも原爆を使うような物言いをする方がおられるが、それも上のような民主主義の発展が見えないからだと考えている。
なお、民主主義の基本である人種、命の平等という感覚も人類生来の所有物ではなく、歴史的に出来上がってきたものである。部族社会では、自分ら以外の他部族人は人間ではなかった。よって動物を殺すように殺せた。丁度、つい最近まで、日本に女は半人前のような、アメリカでも白人以外は半人間のような感覚が広く存在したのと、ちょっと同類だろう。また今のアメリカの超格差にも、人種問題が関わっている。ちなみに、そんなアメリカの超格差体制を、単一民族である日本が先進国では珍しくそのまま追いかけているように見えるのは、歴史的に見たら特に変な、おかしなことだと考える。
イスラムの一部、例えばサウジでは、非イスラムを今でも半人間と観ているだろう。ちなみに、米英などが、このサウジのイスラム原理主義を、北並みの残酷な内政を北に対するのとは違って長く許容してきたのは、石油利権絡み以外の何ものでもないと思う。
半人間相手になら、戦争は起こしやすい理屈である。
民主主義の発展が、人種平等の感覚が進むごとに、戦争は小さく、少なくなっていくと考えている。この流れに今最も大きく棹さしているのが、アメリカなのだと観ている。アメリカの民主主義が口で叫んでいるとおりのものなら、サウジにも北と同様に対すべきであろう。