九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

世界サッカーの焦点、ユルゲン・クロップ(番外編)ストーミング??  文科系

2019年11月14日 17時18分01秒 | スポーツ
 現代サッカー最新の組織(的戦い方)を理解する良い雑誌を、本屋店頭で見つけた。「月刊 フットボリスタ」12月号で、この号の題名は『「ストーミング」の変化を考察する』とある。その詳細に触れる前に、今回は表記の言葉に疑問を呈してみたい。

 イギリスでは今、ゲーゲンプレスのことをSTORMINGと呼んでいるようだ。英語の嵐から来る「猛烈な」という意味の形容詞らしい。この言葉を僕は、適切な表現だとは思わない。つまり、ゲーゲンプレスをこう呼ぶのは良いことではないと言いたい。ゲーゲンプレス、英語でカウンタープレスとは正に戦い方の定義を表しているが、ストーミングとは「そういう感じ」を表す形容詞に過ぎないからである。スポーツ界によくある、「実態が定かに示されないような新語を造って話題を集めよう」という、ただそれだけのことに思う。観衆がゲーゲンプレスの戦いを「まるで嵐のようだ」というのは良いが、専門家がそんな言葉を適切な定義、呼び名のように振り回すことには、反対である。

 カウンタープレスの方が遙かに的を衝いている。「相手がカウンターに出た瞬間に、こちらもカウンターに出るような形でプレスを掛けていく(と、ゲーム中最も多く得点チャンスができる)」という戦い方自身の定義になっているのだから。
 ちなみに、クロップ・リバプールの戦い方がゲーゲンプレスを全く違うモノに発展させたというならば、その違い自身を言葉にすることだろうが、ゲーゲンプレスはやはりゲーゲンプレスなのであって、その回数がいくら減ったとしても、ここにストーミングが最も端的に現れている事も変わらないのである。

 この雑誌の内容自身については、次回にもう一度、要約内容紹介、感想などを書いてみたい。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする