「マスコミに載らない海外ニュース」のサイトから、標記のこと第三弾目を転載する。ここ数十年、中南米左翼政権が時々倒されてはまた選挙によって左翼政権ができたりしてきたが、これは全てアメリカ金融資本の暴力によるもの。今は軍人内閣のブラジルにも、明日はまた違う政権ができるだろう。というような南米話は、知る人ぞ知る有名なことで、先例が1973年のチリ・クーデターである。陸軍を抱き込んだアメリカがクーデターを起こさせて、時の大統領をその官邸に押し寄せた軍隊が、執務室において殺した。大統領は今回のように逃げなかったから、殉死である。「国民に選ばれた大統領だ」という誇りから逃亡を拒否して、執務室で機関銃を撃ちながら殺されていったと聞いた。
アメリカは今、こういうやり方で中南米の「統一」を図ろうとしているのだと、僕は観測してきた。各国すべての大企業が、アメリカ金融を最大株主に頂くようになる「統一」である。換言すれば、アメリカはこの数十年こういう「世界統一」を目論んできた。だからこそ、この「統一」に今や唯一竿して、アメリカのこの夢を壊しうる中国を潰そうとしているのである。ちなみに、国際通貨基金や世界銀行を通じて世界を金融支配していく道をも中国が潰しつつあるようにもなっている。この結果がこのこと。世界の借金は、今や180兆ドル。これこそ、アメリカの世界戦略の結末なのだ。
【 ボリビア新傀儡政権、アメリカ外交政策に即座に同調 2019年11月16日 ケイトリン・ジョンストン
アメリカが支援する軍事クーデターによって権力の座につき、ワシントンに承認されたボリビア臨時政府は、帝国の塊に吸収されるのに抵抗する二つの政府との重要な関係を絶ち、アメリカを中心とする帝国との提携へと、既にボリビア外交政策を変更した。
「金曜日、ボリビア暫定政府は、早速外交政策を大修正し、何百人ものキューバ当局者を追放し、長年の同盟国ベネズエラとの関係を絶つつもりだと発表した」とマイアミ・ヘラルドが報じている。「ボリビア新外務大臣カレン・ロンガリックは一連の声明で、医者と医療スタッフを含め、約725人のキューバ人が金曜日にボリビアを出国し始めるだろうと現地メディアに述べた。」
「同じインタビューで、彼女はベネズエラからボリビア外交官を召還するつもりだと述べた」とマイアミ・ヘラルドは補足している。「後に、彼女はベネズエラ大統領ニコラス・マドゥロとの関係を維持するかどうか尋ねられて言った「もちろん我々はマドゥロ政府との外交的関係を破棄するつもりだ。」
もちろん彼らはそうするだろう。
注意を払っていた人々にとって、このニュースは決して驚きではない。アメリカ外交政策は、本質的に服従しない国々に対する果てしない戦争で、アメリカ権益に屈服するのを拒否する政府は、あらゆる手段で打倒され、屈伏する政権に置き換えられるのだ。
個別の独立国という考え方を止めて、連合と帝国という風に考え始めた途端に、国際問題は理解がずっと容易になる。我々が目にしているのは、片やアメリカ合州国を中心とする非公式な地球規模の帝国とその軍と、片やこの帝国に吸収されるのを拒否した全ての国々との間のスローモーション第三次世界大戦だと表現することができる。吸収されることを甘んじる国々は、帝国との軍事的、経済的提携というニンジンの報酬を与えられ、拒否する国は、完全な一極世界支配という最終目的で、侵略や制裁や貿易戦争やクーデターの鞭で罰せられるのだ。帝国の塊が大きくなればなるほど、ベネズエラやキューバのような吸収されようとしない国の権益を損なう威力は、それだけ一層強く効果的になるのだ。
一極世界覇権という狙いが全てに優先するのだ。帝国に忠実なままでいる限り、国家は、テロリストに資金供給し、ワシントン・ポスト・コラムニストを殺し、アメリカに集中した帝国からの、いかなる懲罰の恐れもなしに、世界中で最悪な人道的危機を引き起こすことができるのだ。2017年に漏洩された国務省メモの説明通り、帝国にとって、人権侵害は、吸収されようとしない国を、それによって攻撃するための戦略上重要な言説支配用兵器以上の何ものもでもなく、吸収した国によって行なわれる時は、無視されるのだ。
アメリカが支援する軍事クーデターによって権力につき、ワシントンに承認された政府が、今それに反対するデモ参加者を殺しているのは、誰も驚くべきことではない。】
アメリカは今、こういうやり方で中南米の「統一」を図ろうとしているのだと、僕は観測してきた。各国すべての大企業が、アメリカ金融を最大株主に頂くようになる「統一」である。換言すれば、アメリカはこの数十年こういう「世界統一」を目論んできた。だからこそ、この「統一」に今や唯一竿して、アメリカのこの夢を壊しうる中国を潰そうとしているのである。ちなみに、国際通貨基金や世界銀行を通じて世界を金融支配していく道をも中国が潰しつつあるようにもなっている。この結果がこのこと。世界の借金は、今や180兆ドル。これこそ、アメリカの世界戦略の結末なのだ。
【 ボリビア新傀儡政権、アメリカ外交政策に即座に同調 2019年11月16日 ケイトリン・ジョンストン
アメリカが支援する軍事クーデターによって権力の座につき、ワシントンに承認されたボリビア臨時政府は、帝国の塊に吸収されるのに抵抗する二つの政府との重要な関係を絶ち、アメリカを中心とする帝国との提携へと、既にボリビア外交政策を変更した。
「金曜日、ボリビア暫定政府は、早速外交政策を大修正し、何百人ものキューバ当局者を追放し、長年の同盟国ベネズエラとの関係を絶つつもりだと発表した」とマイアミ・ヘラルドが報じている。「ボリビア新外務大臣カレン・ロンガリックは一連の声明で、医者と医療スタッフを含め、約725人のキューバ人が金曜日にボリビアを出国し始めるだろうと現地メディアに述べた。」
「同じインタビューで、彼女はベネズエラからボリビア外交官を召還するつもりだと述べた」とマイアミ・ヘラルドは補足している。「後に、彼女はベネズエラ大統領ニコラス・マドゥロとの関係を維持するかどうか尋ねられて言った「もちろん我々はマドゥロ政府との外交的関係を破棄するつもりだ。」
もちろん彼らはそうするだろう。
注意を払っていた人々にとって、このニュースは決して驚きではない。アメリカ外交政策は、本質的に服従しない国々に対する果てしない戦争で、アメリカ権益に屈服するのを拒否する政府は、あらゆる手段で打倒され、屈伏する政権に置き換えられるのだ。
個別の独立国という考え方を止めて、連合と帝国という風に考え始めた途端に、国際問題は理解がずっと容易になる。我々が目にしているのは、片やアメリカ合州国を中心とする非公式な地球規模の帝国とその軍と、片やこの帝国に吸収されるのを拒否した全ての国々との間のスローモーション第三次世界大戦だと表現することができる。吸収されることを甘んじる国々は、帝国との軍事的、経済的提携というニンジンの報酬を与えられ、拒否する国は、完全な一極世界支配という最終目的で、侵略や制裁や貿易戦争やクーデターの鞭で罰せられるのだ。帝国の塊が大きくなればなるほど、ベネズエラやキューバのような吸収されようとしない国の権益を損なう威力は、それだけ一層強く効果的になるのだ。
一極世界覇権という狙いが全てに優先するのだ。帝国に忠実なままでいる限り、国家は、テロリストに資金供給し、ワシントン・ポスト・コラムニストを殺し、アメリカに集中した帝国からの、いかなる懲罰の恐れもなしに、世界中で最悪な人道的危機を引き起こすことができるのだ。2017年に漏洩された国務省メモの説明通り、帝国にとって、人権侵害は、吸収されようとしない国を、それによって攻撃するための戦略上重要な言説支配用兵器以上の何ものもでもなく、吸収した国によって行なわれる時は、無視されるのだ。
アメリカが支援する軍事クーデターによって権力につき、ワシントンに承認された政府が、今それに反対するデモ参加者を殺しているのは、誰も驚くべきことではない。】