明治維新の志士達は世界を必死に学んで、日本の明日を構想した。いまも同じで、日中米関係、少なくとも日米政経関係に正しい概論、持論を確立して初めて、細かい日々の議論もスタートできるように思う。日本の政治そのものについてもこれを除いては解釈不能だろう。
「ウクライナが負ければ、中国が台湾を攻める。すると日本も確実に戦争である」と、これは小林よしのりのキャッチコピーだが、今や日米主流論議はこれ一色。この単純な連想ゲーム思考、類推思考もアメリカが振り撒いてきたものだ。一太平洋軍司令官の「あと6年で中国が侵攻する」との警告もその始まりの一つだったが、すでにあと5年を切っている? アメリカの方がそう仕向けているのだろうと思う。そんなふうに理解するようになるに至った僕が、長年かかって順に貯めて来たそんなバイブルを紹介したい。言わば自己紹介である。なお、以下の内容要約紹介はこのブログには無数に存在している。
ノームチョムスキー「覇権か生存か アメリカの覇権と人類の未来」 これは、イラク戦争直後に書かれた米世界戦略暴露の書である。中東だけではなく、中南米への歴代戦略、その結果などが描かれている。著者は、20世紀最大の言語学者ににして、哲学者、米政論家という人物。
進藤栄一の一連の著作。筑波大学の名誉教授で、米と東アジア外交研究家。
孫崎享の同。中東各国の大使を歴任。日米現代政治史をまとめられている。イラク戦争を現場で見ていた、異端の元外務官僚。角栄と小沢らは米国にはめられた、アメリカの肩越しに対中外交をやったからだなどと語って来た。
ロナルドドーアの「金融が乗っ取る世界経済 21世紀の憂鬱」。戦前にロンドン大学を出てすぐ東大に留学。江戸期の教育制度を学んで以来、日英を棲み分けて来られたようなお方。ロンドン大学、同志社大学の名誉教授。この本に書かれた内容が、以上3人をいわば僕の中で「統合」してくれた。米の金融株主制度政治死守の方向抜きには世界の大きな理不尽すぎることが、分からないと思う。
なお、上の題名などは確認しないで書いているので、細かい間違い部分もありうる。
このサイトの、いわゆる「文ちゃん論」は、これに反する一色だよね(笑)
政経論なんて、書いた事もない。
「細かい間違い部分もありうる」とか、予防線はりす過ぎ(爆笑)
バカ?
長い入院中に、パソコンのない、昔の資料が確かめられない状況で書いたから、人の名前の文字など自信がなかったんだよね。
今年もよろしく。ほとんど削るけど・・・