たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』-ライブ配信追加決定

2021年01月23日 23時38分25秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』-ライブ配信(3)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/bd1f4536c9478d4ab122a3582b538d2d

ミュージック・ゴシック『ポーの一族』-「3年の時を経て、エドガーが蘇った」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/b74c43900a25e068b66b3e6825deefcc

東京公演、そして名古屋大千秋楽でもライブ配信が決定!
新たにエドガー・アランアングルも登場!
https://www.umegei.com/poenoichizoku/special.html#live


 東京国際フォーラムの公演もライブ配信されるとのお知らせ。7日の12時30分公演を視聴しようかな。本日もライブ配信された梅田芸術劇場公演、無事に終わったようです。このまま無事に公演が続いていくことを祈るばかり。

 宝塚の幻想的な世界とはちがってリアルになった分、エドガーの孤独がよりせまってくる舞台。人間だった時のみりおちゃんエドガーの、無邪気な生き生きとした少年感がマシマシの分、バンパネラになってからの、孤独を抱きしめながら永遠の時を生きていかなければならないエドガーが切ない。クリフォード先生の診察を受けて、怪我をした頭に白い絆創膏をくっつけているところ、宝塚よりもさらに可愛いと思いました。その分怪我をしてもさっさと治ってしまうのに怪我をしているふりをし続けなければならないバンパネラとしての葛藤がより浮き彫りになりました。見た目は少年のままなのに心は大人で、深い孤独の海の中にいるというアンバランス。

 妹のメリーベルと一緒に森に捨てられたエドガーの幼少期を演じているのは、花売り娘ディリーを演じている田中なずなさんだと知りました。次回のライブ配信で注目したいと思います。ホテル・ブラックピールの支配人が面白いという感想をSNSでみかけて同意。歌うまだし、顔面だけでものすごい存在感を出していて、一つのキャラとして確立させているのは見事だと思います。演じているのはどなたかな。衣装係でシーラの見立てる豪華ウェディングドレスに「お値段はりますよ」とドスのきいた声をだしていた美麗さんの、何役もの演じ分けも気になります。

 舞台の幕が上がっているという安心感、心の安定剤。

『エドガーの狂気』

「僕は 狂っている
 人間をやめたその時から
 僕は 狂っている
 人間に戻りたいと思いつつ
 冷たい手と
 冷えた唇
 人を見れば 定める
 白い首筋
 生気の窪み
 暖かい 命の流れ
 押さえ切れなかった
 ああ あの日々
 今日の光が 一生続くと
 信じていた頃
 後ろを来る 妹を
 立ち止まり 待っていた頃
 全て過去
 二度と戻れない
 狂った僕の行方を
 誰が知っているだろう
 狂った僕の心を
 誰が癒せるのだろう
 僕は狂っている
 もう後には 帰れない」

 (『ル・サンク』に掲載の歌詞を引用しています。)


日生劇場はしずかに開幕を待っています

2021年01月23日 13時22分01秒 | ミュージカル・舞台・映画
ミュージカル『イリュージョニスト』1/18~1/25の公演中止  実施公演期間は1/27~1/29に決定
https://spice.eplus.jp/articles/281451

「春馬さんの思いも一緒に」…「イリュージョニスト」主演の海宝直人
https://www.sankei.com/premium/news/210116/prm2101160007-n1.html

 わたしの視野には入っていませんでしたが、ミュージカル『イリュージョニスト』、1月27日から29日までの3日間、日生劇場で上演予定。いろいろなご意見がネットの中にはとびかっているようですが、海宝直人さんをはじめとする実績のある豪華キャストは役に命を吹き込んで素晴らしいものを届けてくれると思います。27日無事に幕が上がりますようにと祈ります。

 お隣のレストラン「春秋ツギハギ」の前で寒風が吹く中持ち帰り用のお惣菜などを売っていました。安くはないですがささやかに一点購入しました。次に入りたいと思った時店がなくなっていてはさみしいから。開幕前と終演後に賑わっていたレストランも舞台の幕が上がらないときびしいですね。わたしがもっともっとお給料いっぱいあって時間にも余裕のある人だったらもっと協力できるのにと思うと歯がゆいです。

 日生劇場、2月6日からは『屋根の上のヴァイオリン弾き』、市村正親さんティヴィエに、次にいつまた会えるかわからないので一番安い席でチケット1枚確保しました。無事に上演されますように・・・。

 
市村正親「苦しい時期だが、頑張る力を皆さんに与えたい」~ミュージカル『屋根の上のヴァイオリン弾き』インタビュー
https://spice.eplus.jp/articles/280572











ミッドタウン日比谷前のイルミネーション、宝塚の大階段のようでした。







陽性反応≒感染≒悪≒謝罪しなければならないとわたしたちはいつの間にか植え付けられてしまっているのではないか。

日生劇場は静かにまた幕があがる時を待っています。

劇場にはまだ夢と希望があるとわたしは信じています。
日常を離れて、劇場という空間に一歩足を踏み入れると、こんな世の中だけど、自分なんかほんとはもう終わりなんだけどまだ夢と希望があるのだと信じることができます。

2018年に帝国劇場『モーツァルト』を観劇したとき、幕間お手洗いに並んできたときすぐうしろの、たぶん30代の女性二人の会話。観劇のために有給休暇をとるのに理由をどうするかっていう話で「わたしの人生にとって大事な用事がある」でいいんじゃないのって。プライベートなことを言う必要はないはずなんですよね。