たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「今の対策には出口戦略がない」

2022年02月03日 15時43分47秒 | 気になるニュースあれこれ
https://www.instagram.com/takahisa_taniguchi/より、

「マスク着用ルールを撤廃したり、バーやレストランの制限をなくしたり、

感染者が増加している中でも、

ヨーロッパの主要国の多くや、他の国々では、

コロナに関するルールや制限緩和が進んでいます。

コロナに関する制限で打撃を受けた経済を回復することを目論んでいます。」


「現時点でコロナがゼロになる可能性は相当低いように思えます。

では一生これを続けるのでしょうか。

感染症を軽視しようと言いたいのではなく、

社会の全体としての被害を最小限に抑えるためには?

それを1人ひとりが自分の頭で考えて行動することが大切だと思うのです。

「感染はよりしやすい」けど、「重症化はよりしにくい」という性質のウィルスで、

テスト陽性者のみならず、「濃厚接触者」まで隔離を行う、

「濃厚接触者」が出たビジネスや学校、幼稚園や保育園はストップする。

そんなことを続ければ、経済や失業者数、子どもの教育を受ける権利、

さらに、これは僕が個人的に一番危惧していることなのですが、

それらの被害を被った人たちの「精神」にどんな影響を及ぼすかは、

火を見るより明らかだと思います。

子どもの自殺は過去最多を記録し、

不登校者数もなんと190,000人以上と、過去最多を記録しています。

1年以上失業の状態が続いている「長期失業者数」は180,000人も増え、

660,000人を超えました。働く女性の自殺も3割以上増加しています。

「誰かがこの状況を終わらしてくれる」と思っている限りは、

この状況はずっと続くでしょう。

これを続けることを疑問に思う声が増えないと、

政府やメディアも方針を変えにくいでしょう。

おかしいと思うなら、変えたいと思うなら、

どんなに小さくてもいい、声をあげましょう。

沈黙は容認。」

2021年10月13日付NHKニュースより、

「昨年度、自殺した児童や生徒は初めて400人を超え、小中学生の不登校は19万人以上と、いずれも過去最多となったことが分かりました。

調査した文部科学省は「極めて憂慮すべき結果で、コロナ禍による環境変化が大きな影響を与えていることがうかがえる」として、SOSを発信しやすい取り組みが重要だとしています。

それによりますと、自殺した児童生徒は小学生が7人、中学生が103人、高校生が305人となり、合わせて415人と前の年度から100人近く増えて過去最多となりました。

また、学校を30日以上欠席した不登校の小中学生の人数は、前の年度から1万5000人近く増えて19万6127人と過去最多となっています。

不登校の子どもの割合も、この10年で小学生は3倍に増えて100人に1人に、中学生は1.5倍に増えて24人に1人となっています。

また今回は、感染への不安によるいわゆる自主休校など、「感染回避」の目的で30日以上休んだ人数も初めて調査され、小中学生と高校生で合わせて3万287人に上りました。」

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211013/k10013305371000.html


花組『元禄バロックロック』『The Fascination!』-2月2日東京宝塚劇場

2022年02月03日 01時52分07秒 | 宝塚
花組『テンダー・グリーン』より「心の翼」

「作詞:正塚晴彦先、作・編曲:高橋城体の傷より 痛む心よ

 共に生きてる命の

 親しみをもて

 もしも星の夜なら

 身を寄せて眠れ

 嘆きさえも愛おしい

 息づきだから」

https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/0e735cd2d490f542911ecbe186e3cc65



 2022年2月2日(水)13時30分~、東京宝塚劇場阪急交通社貸切公演、なんとか無事に観劇することができました。いちばん寒い季節、着込んでカイロも使っていると電車の中は陽があたる場所は暑いぐらいで頭くらくらなってきてしまいました。ちょっと体調きびしいかなと思いましたが、久しぶりにまた幸せなひとときを過ごすことができました。2階席最後列、記念のカードがついて3,000円、公演プログラム1,000円、往復の交通費とあわせて生きていくための必要経費。

 1月8日から29日まで中止となってしまった花組公演、開演前のトップスター、れいちゃんの「本日はようこそ東京宝塚劇場へ~」のあと、「またみなさまとお会いできるのを楽しみにしていました」をはさんで「花組の柚香光です~」と挨拶。録音かな、毎公演心をこめて生で言っているのかな。千穐楽まで一週間で再開、チケットが幻とならなかった奇跡。ショーの男役さん黒燕尾群舞の時だったかな、トランペットの音色がとてもきれいに劇場に響いていました。黒い幕で覆われていてお姿がみえないオケピットのみなさまの喜びが伝わってくるような音色でした。

 最後のれいちゃんの挨拶、「公演が中止となりみなさまにご迷惑とご心配をおかけしました」星組の御園座とバウホール、宙組の宝塚大劇場が初日変更となったことをうけて「どのチームも一丸となっってスタートに向けて最善を、最善を尽くしています」「みなさまとみなさまの大切な方の日常が笑顔いっぱいでありますように」「みなさま、またお会いする日までお元気でいてください」、最後に「阪急交通社を引き続きごひいきに」。言葉はあいまいですがこんな内容でした。一言一言、丁寧に心をこめて伝えようとするれいちゃん、トップスターとなってから繰り返し公演中止となり、試練の連続ですがひとまわりもふたまわりも大きくなって、より美しく、より輝いていました。素敵な大羽根姿でした。

 まどかちゃん、まん丸なお顔がいちだんとまん丸くなったようにみえて可愛さマシマシ、とにかく可愛いいし、歌もダンスもうまくって、れいちゃんとのコンビは初々しさありつつ、堂々たるトップ娘役ぶり。ショーのオープニングのキラキラのアクセサリーが素敵でした。ピアノ・ファンタジィの場面の黒燕尾ダルマ姿は美脚、ひびき美都さんの面影が重なりました。

『元禄バロックロック』は、忠臣蔵に時をもどす時計をからませて、どこに着地するのかと思ったら、将軍ツナヨシの命によりコウズケノスケとクラノスケが和解、クロノスケとキラはラブラブのハッピーエンド。こんな面白い発想できる谷貴矢先生、奇才と思いました。オンデマンド配信でみた『アイラブ・アインシュタイン』『出島小宇宙戦争』も面白いし、大劇場作品も期待の上をいってくれて、今後が楽しみな若い才能。

『The Fascination!』は映像もふんだんに使った、花があふれるショー。大浦みずきさんへのオマージュ、1988年『フォーエバータカラヅカ』よりピアノ・ファンタジィの再現、『テンダー・グリーン』より「心の翼」は特に沁みました。「心の翼」、涙でました。「すみれの花咲くころ」が今まできいたことのないようなアレンジとダンスで登場したり、知っているはずなのに新しい感覚の場面もあり、過去と未来が美しく織り交ざりながら、過去への畏敬を込めながら新しい明日へと向かっていく、101年目の花組へと踏み出しているといったショー。れいちゃんとまいてぃが二人で踊る場面、フレッド・アステアとジーン・ケリーが二人で踊っているみたいで、大浦みずきさんがきずいたダンスの花組よと思いました。

 衣装が素敵と思ったらどちらも加藤真美さん担当に納得、『元禄バロックロック』は特に赤が鮮やか。『The Fascination!』は全編、色目が素敵でデュエットダンスのグリーン、すみれの場面のすみれ色の衣装が特に素敵と思いました。生地、たぶんすごく豪華なものを惜しみなく使っているのでしょう。こんなキラキラ、宝塚でしか味わうことのできない至高感。現実をしばし忘れて、幸せな気持ちになれる二本立てでした。

 6日の千穐楽、ライブ配信をみるつもりです。その前に一回は今日の復習ができるといいかな。





















宝塚の衣装は、たぶん踊りやすいように、脇の下が別布でわからないように柄合わせをしているから、みためよりもたくさん布を使って仕立てられているはずというツィートをみかけました。衣装展の写真を見返してみるとたしかに。今まで全く気づきませんでした。すごいです、宝塚。