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たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

山本健吉・池田彌三郎著『萬葉百歌』より_有間皇子

2023年06月30日 20時26分07秒 | 本あれこれ

山本健吉・池田弥三郎著『萬葉百歌』より_鏡大王

山本健吉・池田彌三郎著『萬葉百歌』より_額田王・天武天皇

 

「磐代(いわしろ)の浜松が枝(え)を 引き結び、

 まさきくあらば、また還り見む (巻2・141)

 

 有間皇子は孝徳天皇の御子であるが、宮廷の暗闘の犠牲となって、悲劇的最期を遂げたとされている。この歌と、この次の歌とは、捕えられて紀州の湯に護送される途中で、皇子が詠んだものと言われている。そのために、そういう背景の歴史的知識を注入してこの歌を読むので、この歌を悲痛な絶唱のように言うのだが、実はこの歌は、額田王の三輪山の歌(巻1・17)と同じように、旅行の途中での歌で、その解釈からは単なる羇旅(きりょ)の歌である。道中の要所要所にちて、旅人にものを要求するおそろしい神には、大事なものをあげたり、いろいろとお世辞をつかわなくてはならない。

 この歌は、ー磐代にいしゃっしゃる道の神様に、海岸の松にわたしの魂を結びつけてさしあげて、わたしが健康でありますようにとお祈りいたします。わたしの願い通り、わたしが健康でしたら、わたしはまた帰りにもこちらに立ち寄って、また神様に何かさし上げましょう。およそこんな意味だ。

 神にものを上げる時は、木の枝などに結びつける。この歌の「松が枝を引き結び」にもその意味がある。そして何を結びつけたかというと、人間の身体の中の魂を、一部分、分割して取り出して結びつけて行くのだ。

次の歌の、

  家にあれば笥(け)に盛る飯(いひ)を。

  くさまくら 旅にしあれば、椎(しひ)の葉に盛る(巻2・141)

 

の歌も、自分がたべるのではない。うちでなら立派な器物に盛ってさし上げるが、旅先だから、椎の葉に盛りつけてさし上げます。これでがまんして下さい、ということだ。(池田)

 19歳の皇子有間皇子が斉明4年(658年)に謀反をはかったという事件は、どうも中大兄皇子の仕組んだ事件だったらしい。紀州牟婁(むろ)の湯で中大兄に糾問されたとき、皇子は「天と赤兄(あかえ)」と知る。吾全(もは)ら知らず」と答えただけである。蘇我赤兄は皇子に謀反をすすめると見せて裏切った男であった。

 まだ紅顔の貴公子のこの悲劇は、当時人々の同情を集めたと見え、叙事詩としても作られ、朗誦されたらしい。その叙事詩のさわりの場面として、磐代の結び松のことが強く印象され、旅行者たちは磐代を通るごとに、皇子の哀史を思い出し、追懐の歌を捧げたりした。この事件についての日本紀の記述は、その叙事詩の影響を受けている。皇子の家のあった市経(いちふ)から藤白の坂、磐代を経て牟婁へ、さらに磐代を経て藤白へ、かなりの道のりを一潟千里に飛んでいるのは、現実の歴史の時間というより、叙事詩の時間なのである。往きに磐代で歌を詠み、還りにもう一度磐代を通って藤白で絞首されているのは、一応形式的に、磐代の道の神が約束を守ったという形を取っているのだろう。叙事詩的主題としては、そうなければならないところである。この歌は、だから皇子の実作と見るのは当たらず、叙事詩的虚構が凝って結晶させた抒情詩の精髄(エキス)というべきである。

 

 磐代の松の歌は、斉明天皇も詠んでいる。

  君が齢(よ)も 吾が齢も知るや。

  磐代の岡の草根を、いざ、結びてな(巻1・10)

 

 有間皇子の事件の20日ほど前に過ぎない。皇子の歌には、今度の事件では自分の寿命もはなはだ心もとないし、もう一度この松のもとを過ぎることはむずかしかろうが、ともかく世の人がするように、自分は旅路の倖せを祈っておく、といった気持がある。その願いの困難さが、この歌の裏にあって、悲痛な味わいを添えるのである。(山本)

 

《参考》後人の追加した歌。

磐代の岸の松が枝 結びけむ人は かへりて、また見けむかも

(巻2・143 長奥麻呂ながのおきまろ)

 

磐代の野中に立てる 結び松。心もとけず。いにしへ思ほゆ

(同・144 同)

 

つばさなう あり通ひつつ見らめども、人こそ知らね。松は知るらむ

(同・145 山上憶良)

 

後見むと君が結べる 磐代の小松が梢(うれ)を また見けむかも

(同・146 柿本人麻呂歌集)」

(18-21頁より引用)

 

 

有間皇子、『あかねさす紫の花』『鎌足』でもはかない命として短い時間ですが登場します。胸がつまります。

 

 

                                               


真実を追及しようとした議員が・・・

2023年06月30日 14時37分39秒 | 気になるニュースあれこれ

2023年6月15日愛知県あま市議会で真実を追及しようとした美濃島絢太議員が懲罰動議にかけられたそうです。26歳の若い議員が本当のことを言ったら潰されたか・・・(議会質疑応答の字幕付き動画あり)

地方議会で心ある議員がコロナワクチン被害、超過死亡の激増について自治体の責任者へ追及してはいますが暖簾に腕押し、責任逃れの応答、ほとんどの議員が事なかれ主義。もうすでに中央から末端まで腐敗しきっていることがコロナ騒動で露わになってきたか、日本。

 

小倉台福田医院_福田世一.MEC食DrさんはTwitterを使っています: 「2023.6.15愛知県あま市議会の美濃島 絢太議員 ワクチン後遺症、超過死亡の激増が問題になっている。 ワクチン打った人の健康状態調査は重要だ。 21人いる議員でも8人しか一般質問していない。 本当に危機感を持って政治を行っているか甚だ疑問に思う 議長:ちょっと待った… https://t.co/RooWA28OAV」 / Twitter

 

みのしま けんたさんはTwitterを使っています: 「愛知県あま市議会 こちらの発言で議会が中断したので 取り消し申し出しましたが その後、議会の秩序を乱したとのことで 懲罰動議が提出されましたのでご報告しておきます。 https://t.co/QLBpwTsLFw」 / Twitter

 

2023年3月18日朝日新聞、

懲罰動議、全国83議会で提出 暴言や無断欠席…乱用疑われる事例も [統一地方選挙2023]:朝日新聞デジタル (asahi.com)

有料記事なので全文ではありませんが、

「議員の言動に問題があるとして、この4年間で懲罰動議が提出された地方議会が、少なくとも38都道府県、83議会あることが朝日新聞の全国アンケートでわかった。議員としての資質が問われた事例のほか、多数派による少数派への圧力が疑われる事例もあった。

アンケートは、都道府県と市区町村の全1788議会に送付し、回答を得た。昨年12月末までの4年間の状況を聞き、その後の修正も踏まえて集計・分析した。集計の結果、38都道府県の47市4区28町4村、計83議会(全体の約4・6%)で懲罰動議が提出されていた。

 同僚議員を脅迫し、執行猶予付きの有罪判決を受けた事例があったほか、同僚議員らへの暴言や侮辱、議会の無断欠席などを理由に議員の資質が疑われたケースが目立った。

 一方、非公開の会議の運営方法に疑問を投げかけた議員が、秘密を漏らしたとして処分されるなど、多数派によって乱用されているとの指摘もある。」


多様性という名の日本破壊はLGBT法案成立前から進んでいる

2023年06月30日 00時00分18秒 | 気になるニュースあれこれ

ヘンタイによる子どもたちへの洗脳が始まっている

自分らしさ、多様性、ダイバーシティ、ソーシャルインクルージョン・・・、耳障りのいい言葉を並べて、まことしやかにLGBT法案成立の前から日本破壊は静かに進行してきています。ケバケバに化粧してど派手な衣装を身につけた変質者みたいなオッサンたちが子どもたちに絵本を読むところに公金垂れ流し。ドラッグクイーンではなく、ドラァグクイーンと名乗っているところが姑息。気持ち悪いです。読んでいるだけで吐き気がしてきます。わたしたちが血を流しながら働いて稼いだ30年間上がらない給料の中から天引きされてきた税金が「ドラァグクイーンと一緒にゲイバー体験」に使われているという日本の現実。こんなこと不要不急どころか社会に有害なのでは。どうしてもやりたい大人がお金払ってひっそりとやればいいことを公共事業と謳って税金でやるってどういうこと。こういうことを業務として行っているる行政の職員はどうなっているのか。もういよいよわけわからんことになってきています。高校・大学に進学したい子どもたちに奨学金という名の借金を背負わせる一方でこんなおぞましいことに税金が使われているいるという日本の現実。大人たちが気づいていかないと日本という船は本当にもう沈没。外圧による日本破壊は日々着々と進行しています。税金しぼりまくり、未来を託す子どもたちに使うお金はケチまくりながら、公金で低学年から同性愛をすり込もうとしているような国に未来などあるはずがありません。

 

津田塾が2025年度の入試からトランス女性の受け入れを発表、この流れがひろがり、いずれ宝塚歌劇団に及んでいくかもしれないと思うとおそろしいばかり。

 

大阪府

「令和3年度

訪日グローバルキャンペーン等に対応したコンテンツ造成事業

多様性の象徴であるドラァグクイーンを活用したエンターテインメント性あふれるグローバルコンテンツの造成事業

本事業は観光庁による「訪日グローバルキャンペーン等に対応したコンテンツ造成事業の一環として、特に「Enjoy my Japan グローバルキャンペーン」における7つパッション(興味・関心)」のうち、「大阪」が持つ大都市の刺激、エンターテインメントを楽しむ「City」に対応する滞在型コンテンツを造成するものである。

 

海外の LGBTQ ツーリストをはじめとした富裕層をターゲットに、ドラァグクイーンショー発祥の地である大阪の独自性を活かし「ドラァグクイーン」をフックとしたコンテンツを造成した。造成の方法としては、大阪における以下の既存観光資源を「ドラァグクイーン」と掛け合わせることで、日本有数のエンターテインメント文化を誇る大阪にふさわしい新しく、多様性に富んだコンテンツの磨き上げを実施した。

【活用する観光資源】
① 関西最大のゲイタウンである堂山エリア
② 道頓堀川や堂島川、土佐堀川での貸切ナイトクルージング
③ ホテルや旅館等の宿泊施設の宴会場・客室
④ レンタル衣装・スタジオを使ったドラァグクイーン変身体験
⑤ 和食・大阪の名物料理を作れる料理教室

 

ドラァグクイーンと一緒にゲイバー体験

ドラァグクイーンと行く、大阪ナイトクルーズ

ホテルでのドラァグクイーンパーティー

ドラァグクイーン変身体

ドラァグクイーンと楽しむ、うどん作り体験」

000268403.pdf (mlit.go.jp)

 

東京都

「ドラァグクイーン・ストーリー・アワー」(以下DQSH)は、ドラァグクイーンによる、3歳から8歳の子どものための絵本の読み聞かせプログラム。ドラァグクイーンは「独自で自分らしい」存在である「おはなしクイーン」として子どもの前に立ち、絵本読み聞かせの演者およびプログラム進行を務める。導入の歌や合間の手遊びを交えながら、「自分らしさ」や「多様性」をテーマにした絵本や、子どもたちの関心がある絵本を数冊読み聞かせし、最後に工作または塗り絵などを行って終わりる。米国で始まったプログラムを元に、日本初・唯一の支部として、保育の専門家らの監修を受けながら、日本の観客に合う形に工夫して実施した。」

ドラァグクイーン・ストーリー・アワー東京 読み聞かせの会 | 平成31(2019)年度 第1期 芸術文化による社会支援助成 | 芸術文化支援事業 | アーツカウンシル東京 (artscouncil-tokyo.jp)

 

2025年度入試からのトランスジェンダー学生(性自認による女性)の受験資格について|津田塾大学 (tsuda.ac.jp)

「津田塾大学では、2025年度入試(2025年4月に入学する学生が受験する入試)より多様な女性のあり方を尊重することを基本方針とし、女子大学で学ぶことを希望するトランスジェンダー学生(性自認による女性)にすべての学部、大学院研究科にて受験資格を認めることといたしました。

この基本方針は、1900年から女性に高等教育の学びの場を提供してきた本学の伝統を継承する、「Tsuda Vision 2030」のモットー「変革を担う、女性であること」を推進することでもあり、同時に、多様な価値観の共生を目指す社会の構築に貢献することでもあります。本学は、多様な女性の学ぶ権利を守り、共に学ぶ環境を整えてまいります。

性に多様性があるということを社会全体でどのように理解を進めていけるのか。多様な女性のあり方を包摂していく過程で、周縁に置かれている様々な女性たちがエンパワーされ、自らの力量を信じて真摯に前進していけるよう支援していく。それが、21世紀の女子大学のミッションであると考えます。」