たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

「劇場再開のために」

2020年05月22日 00時42分19秒 | 宝塚
「劇場再開のために」 

https://ameblo.jp/saty0221/entry-12598376031.html

 東宝、宝塚の舞台で指揮をされている上垣聡先生がブログで、新型コロナウイルスの感染を回避しながら劇場を再開するために、舞台、客席、オーケストラボックスで考えられる手段を具体的に提案されています。再開にむけて、いちばんむずかしいのは演者同士の密、そして、宝塚が3月に星組の大劇場千穐楽と雪組の東京宝塚劇場千穐楽を上演したときにかけられた社会からの圧力に対していかに納得させられるかでしょうか。

 映像をみながらあらためて思います、これだけのもの、もし消えてしまったら同じものはもう戻ってこないと・・・。

 客席と舞台とオーケストラボックスと、そしてスタッフの力があって舞台はつくられるもの。その時間、その空間を共有する貴重なアナログ時間。キラキラキラキラ、ミラーボールが回るのみながら、オーケストラボックスの全体もみえるって東京宝塚劇場の2階席でしか味わうことのできないワクワク感。

「舞台というライブ体験はDVDでは味わう事ができない「空間・時間の共有」です。役者の息遣いや、録画・録音では表現できないダイナミックさなど、その魅力は他では体験することはできず、メディアやAIがどこまで発展しても、舞台にとって変わるものを作ることは不可能です。この絶対に消してはならない文化を守っていかなくてはなりません。」

 今すぐ思い出せるところでは、2018年星組公演『AnotherWorld』『キラー・ルージュ』、宝塚大劇場も東京宝塚劇場も上垣先生の指揮でした。その頃の先生のブログを時々読むのも楽しいです。


「星組 初日開きました‼️」
https://ameblo.jp/saty0221/entry-12371708819.html









 オーケストラボックスから奏でられる音色に包まれながら舞台を観るひととき、生きていてよかったと心の底から思えるひととき。なにものにもかえがたいひととき。
 
 また劇場の幕があがる時は必ず訪れると信じて生き延びる日々。生きていればまた会えると信じて生き延びる日々。

 劇場という空間の空気が、開演前のワクワク感が、終演後の幸せ感がなつかしくて遠い日々。

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