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2014年『CELEBRATION100!TAKARAZUKA』_思い出し日記(5)
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/e8882239b73cdd470d94d932d3a69006
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(公演プログラムより)
「100周年の気合い/OGたちの輝き TextBy小藤田千栄子
今回のチラシを見ていると、まあ、よくもと思えるほどに凝った構成になっている。前回の『DREAM A DREAM』のときもそうだったのが、いったい誰が考えるのか。特に今回は、レギュラー出演者のほかに、とあり、さらに<スペシャルゲスト>というのもある。何度チラシを見ても、観劇日が特定できず、あげくチケット・ミスなどしてしまう私である。
二つ折りチラシの、内側の写真は、まさに豪華そのもの。この方々の宝塚時代は、ほとんど知っているが、例えば、眞帆志ぶきさんの写真などみると、『花のオランダ坂』見ました、なんて言いたくなる。初風諄さんの写真を見ると、初演の『ベルサイユのばら』見ました、なんてことも言いたくなる。
観客の側が、自慢話を始めたら、もうキリがないのだが、こんなふうに話題が尽きないのも、OG公演の良さだと思う。
今年は、『宝塚100周年』ということで、マスコミの話題も多いが、「なんで宝塚って、100年も続いたのですか?」と、よく聞かれる。そんな時の答えはひとつ。<宝塚を見たいという人が、100年間いたってことですよ>。
ショービジネスは、観客がいなければ成り立たないのだから、宝塚を見たいという人が、100年間いたってことは、これはもう本当にスゴイことなのだ。
では何故、宝塚を見たいという人が、100年間もいたのか。これには、いろいろな理由があると思うが、その基本は育成のシステムにあると思っている。出演の生徒たちは、宝塚音楽学校を経て、各組に配属され、研鑽を積むのはよく知られているが、これは演出家にも当てはまる。
演出助手からバウホール・デビュー、そして大劇場デビューとなっていく。このような育成のシステムを堅持しているのは、日本では宝塚だけであり、その成果が、結局のところは100周年の輝きに繋がっているのだ。OG公演とは、その成果の集大成とも言えるのである。」
宝塚にはタイトルがすぐには思い出いけれど、OG公演や映像を通してなんどもきいたことがある、ああこれこれっていう歌が、何十年も歌い継がれてきている、懐かしくて今も新しい歌がいつくもあります。プログラムを読み返してみると、このコンサートでは第一部のオープニングで歌われた「幸せを売る人」もそのひとつ。
「悲しい時に 明るい歌を♪
涙のほほに 笑顔の歌を♪
淋しい心に 楽しいリズムを♪
苦しい人に 幸せの歌♪
夢はいかが 希望はいかが♪
明るい笑顔 お安くしましょう♪
幸福の歌 お買いなさい♪
そうすりゃ この世は いつも天国♪」
調べてみるともともとはシャンソン、訳詞は高木史朗、1960年初演の『華麗なる千拍子』の挿入歌でした。岩谷時子さん訳詞で越路吹雪さんが歌われたものもあるようです。ブログで曲を表現することはできませんが弾むような曲調に、こんな時元気になれる歌詞。
記憶の残っているうちに書きたいと思いながら書けないままだった思い出し日記、6年前なので残念ながらあいまいになってきていますが、断片的に思い出されるのは、風花舞さんと湖月わたるさんのデュエットダンス。プログラムを読み返してみると、『激情』の曲にのせてだったかなあ。そこは思い出すことができませんが、現役時代、素晴らしいダンスを魅せてくれていた二人のデュエットダンスはさらに力をつけていて見応えがありました。最後わたるさんに支えられた風花ちゃんが床にくっついてしまいそうなぐらい、ぐっと背中をそったポーズで終わって暗転。拍手したいけど、拍手が長くなってしまうときっと風花ちゃん苦しいだろうから長く拍手しない方がいいよねという場面でした。
男役だったわたるさんの衣装がとりわけ中性的で個性があったのも印象的でした。ふわっとしたレースの、スカートにみえてスカートでないような衣装、わたるさんの長い脚が映えて、宝塚OG公演ならではと思いました。
わたしが観劇した5月22日にスペシャルゲストだったタータン(香寿たつきさん)と渚あきちゃんの歌った曲を残念ながら思い出すことができません。二人がコンビを組んだ作品、私的に通信教育で国家試験の勉強を始めたりして忙しくなりすぎた頃になるのかなあ、宝塚、いや観劇そのものから遠のいてしまい、二人のコンビ作品を観劇したのは退団公演の『ガラスの風景』『バビロン』、あと日本青年館の『凍てついた明日』は二人が雪組時代に組んだ作品だったかな。安蘭けいさんが二番手としてキャスティングされた舞台でした。『華の業平』などみたことがない作品をこの世にいる間に映像でみる機会があればいいなあと思います。曲を思い出すことはできませんが、二人が揃ったの嬉しかったのと、長い髪を束ねてオレンジ色の男役衣装を着たタータンが「男役をやるのはこれが人生で最後かあって思う」って可愛い声でしみじみと話したことが印象的でした。その後、『エリザベートガラコンサート』などでルドルフを歌っているので最後にはならなかったのですがこの時はそうでしたね。雪組OGがそろったトークコーナーの司会は久路あかりさん。(OGさんの中には司会にすごく向いている方がいらっしゃいます。星組OGの久路あかりさんはそんなお一人で、2012年には帝国劇場で『ルドルフ』集合イベントの司会をされていました。)杜けあきさんが結婚式の司会をやったの、何百組って紹介されたかな。具体的には思い出せませんがこんなにたくさん・・・、と思う数でした。
同世代、ちょっと下のOGさんたちが現役時代よりも力をつけて活躍される姿を拝見するのは嬉しいものです。
ゆきちゃん(高嶺ふぶきさん)、日曜日の夜妹さんとのインスタライブで手術前最後の貴重な鼻歌をきくことができるかな、月曜日に入院とのこと、無事を祈っています。
杜けあきさんの声がけで始まったすみれプロジェクト、先日第3弾が公開されましたが、現在第4弾を準備中とのこと。第3弾、蘭乃はなちゃんもいてうれしみ。
「すみれプロジェクト-すみれの花咲く頃Part3」
https://www.youtube.com/watch?v=ZRWZ6abJc18&feature=youtu.be
106年目の春、宝塚大劇場の月組公演で初舞台を踏むはずだった106期生のお披露目は早くて秋でしょうか。今はこの唯一無二の世界が永遠に続いていきますようにと祈るばかり。生きていればまた会えると信じるばかり。
イルミネーションに彩られた今年の冬の東京宝塚劇場。すごく遠い日の夢の中の記憶のように思えますが、ツィーターでみかけたところでは公演中止が続いている現在(いま)も毎晩この灯りが灯っているとのこと。遠くなってしまいましたが、希望の灯りをともし続けてくれているというそれだけで嬉しいです。中では公演再開に向けて動いていることと思います。
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(公演プログラムより)
「100周年の気合い/OGたちの輝き TextBy小藤田千栄子
今回のチラシを見ていると、まあ、よくもと思えるほどに凝った構成になっている。前回の『DREAM A DREAM』のときもそうだったのが、いったい誰が考えるのか。特に今回は、レギュラー出演者のほかに、
二つ折りチラシの、内側の写真は、まさに豪華そのもの。この方々の宝塚時代は、ほとんど知っているが、例えば、眞帆志ぶきさんの写真などみると、『花のオランダ坂』見ました、なんて言いたくなる。初風諄さんの写真を見ると、初演の『ベルサイユのばら』見ました、なんてことも言いたくなる。
観客の側が、自慢話を始めたら、もうキリがないのだが、こんなふうに話題が尽きないのも、OG公演の良さだと思う。
今年は、『宝塚100周年』ということで、マスコミの話題も多いが、「なんで宝塚って、100年も続いたのですか?」と、よく聞かれる。そんな時の答えはひとつ。<宝塚を見たいという人が、100年間いたってことですよ>。
ショービジネスは、観客がいなければ成り立たないのだから、宝塚を見たいという人が、100年間いたってことは、これはもう本当にスゴイことなのだ。
では何故、宝塚を見たいという人が、100年間もいたのか。これには、いろいろな理由があると思うが、その基本は育成のシステムにあると思っている。出演の生徒たちは、宝塚音楽学校を経て、各組に配属され、研鑽を積むのはよく知られているが、これは演出家にも当てはまる。
演出助手からバウホール・デビュー、そして大劇場デビューとなっていく。このような育成のシステムを堅持しているのは、日本では宝塚だけであり、その成果が、結局のところは100周年の輝きに繋がっているのだ。OG公演とは、その成果の集大成とも言えるのである。」
宝塚にはタイトルがすぐには思い出いけれど、OG公演や映像を通してなんどもきいたことがある、ああこれこれっていう歌が、何十年も歌い継がれてきている、懐かしくて今も新しい歌がいつくもあります。プログラムを読み返してみると、このコンサートでは第一部のオープニングで歌われた「幸せを売る人」もそのひとつ。
「悲しい時に 明るい歌を♪
涙のほほに 笑顔の歌を♪
淋しい心に 楽しいリズムを♪
苦しい人に 幸せの歌♪
夢はいかが 希望はいかが♪
明るい笑顔 お安くしましょう♪
幸福の歌 お買いなさい♪
そうすりゃ この世は いつも天国♪」
調べてみるともともとはシャンソン、訳詞は高木史朗、1960年初演の『華麗なる千拍子』の挿入歌でした。岩谷時子さん訳詞で越路吹雪さんが歌われたものもあるようです。ブログで曲を表現することはできませんが弾むような曲調に、こんな時元気になれる歌詞。
記憶の残っているうちに書きたいと思いながら書けないままだった思い出し日記、6年前なので残念ながらあいまいになってきていますが、断片的に思い出されるのは、風花舞さんと湖月わたるさんのデュエットダンス。プログラムを読み返してみると、『激情』の曲にのせてだったかなあ。そこは思い出すことができませんが、現役時代、素晴らしいダンスを魅せてくれていた二人のデュエットダンスはさらに力をつけていて見応えがありました。最後わたるさんに支えられた風花ちゃんが床にくっついてしまいそうなぐらい、ぐっと背中をそったポーズで終わって暗転。拍手したいけど、拍手が長くなってしまうときっと風花ちゃん苦しいだろうから長く拍手しない方がいいよねという場面でした。
男役だったわたるさんの衣装がとりわけ中性的で個性があったのも印象的でした。ふわっとしたレースの、スカートにみえてスカートでないような衣装、わたるさんの長い脚が映えて、宝塚OG公演ならではと思いました。
わたしが観劇した5月22日にスペシャルゲストだったタータン(香寿たつきさん)と渚あきちゃんの歌った曲を残念ながら思い出すことができません。二人がコンビを組んだ作品、私的に通信教育で国家試験の勉強を始めたりして忙しくなりすぎた頃になるのかなあ、宝塚、いや観劇そのものから遠のいてしまい、二人のコンビ作品を観劇したのは退団公演の『ガラスの風景』『バビロン』、あと日本青年館の『凍てついた明日』は二人が雪組時代に組んだ作品だったかな。安蘭けいさんが二番手としてキャスティングされた舞台でした。『華の業平』などみたことがない作品をこの世にいる間に映像でみる機会があればいいなあと思います。曲を思い出すことはできませんが、二人が揃ったの嬉しかったのと、長い髪を束ねてオレンジ色の男役衣装を着たタータンが「男役をやるのはこれが人生で最後かあって思う」って可愛い声でしみじみと話したことが印象的でした。その後、『エリザベートガラコンサート』などでルドルフを歌っているので最後にはならなかったのですがこの時はそうでしたね。雪組OGがそろったトークコーナーの司会は久路あかりさん。(OGさんの中には司会にすごく向いている方がいらっしゃいます。星組OGの久路あかりさんはそんなお一人で、2012年には帝国劇場で『ルドルフ』集合イベントの司会をされていました。)杜けあきさんが結婚式の司会をやったの、何百組って紹介されたかな。具体的には思い出せませんがこんなにたくさん・・・、と思う数でした。
同世代、ちょっと下のOGさんたちが現役時代よりも力をつけて活躍される姿を拝見するのは嬉しいものです。
ゆきちゃん(高嶺ふぶきさん)、日曜日の夜妹さんとのインスタライブで手術前最後の貴重な鼻歌をきくことができるかな、月曜日に入院とのこと、無事を祈っています。
杜けあきさんの声がけで始まったすみれプロジェクト、先日第3弾が公開されましたが、現在第4弾を準備中とのこと。第3弾、蘭乃はなちゃんもいてうれしみ。
「すみれプロジェクト-すみれの花咲く頃Part3」
https://www.youtube.com/watch?v=ZRWZ6abJc18&feature=youtu.be
106年目の春、宝塚大劇場の月組公演で初舞台を踏むはずだった106期生のお披露目は早くて秋でしょうか。今はこの唯一無二の世界が永遠に続いていきますようにと祈るばかり。生きていればまた会えると信じるばかり。
イルミネーションに彩られた今年の冬の東京宝塚劇場。すごく遠い日の夢の中の記憶のように思えますが、ツィーターでみかけたところでは公演中止が続いている現在(いま)も毎晩この灯りが灯っているとのこと。遠くなってしまいましたが、希望の灯りをともし続けてくれているというそれだけで嬉しいです。中では公演再開に向けて動いていることと思います。
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