母が突然いなくなって12年が過ぎました。過去を振り返っても仕方ないとわかっているなれどいまだ成仏しきれない思いの数々、1か月後に突然母がいなくなることなど全く思いもしなかった時の長いひとりごと。会社でのストレス、凄すぎました。生まれる前からの右足股関節脱臼を今さら恨むこともできず、さりとて自分の気持ちの頑張りでどうできることでもなくさらに気持ちのやり場なし。
「2012年1月21日(土)雨時々雪かなり寒いatスタバ
今被災地はどうなっているのだろう。何もしていない私。でも忘れない、考え続けている。それもまた私にできることだ。
ここにいると病気になりそうだ、そう思っても今はやめられない。次にどこへ進んだらいいのかが見えてこないからだ。ただ永遠の場所ではない。自分に与えられている役割を見つけ出そうとする心の旅を私はやめない。だってのたうちまわるような思いをしてきたのだ。何か社会に還元したい。発信したい。仕事以外は不快なことも不要なこともしたくない。
秋のPEIに行こうと思う。10月中旬。紅葉のPEI。一人で行こうとしている。大丈夫だろうか。できるだけ無理のない日程を組みたい。カナディアンロッキーにも少し足を延ばしたい。アンが9月と11月の間にあってよかったと言っている10月のPEI。日本の12月ぐらい寒いだろうが美しいだろう。
『赤毛のアン』の原文を最初から少しずつ読み始めている。わからない箇所もたくさんあるが、翻訳ではわからない細かな気づきがあり、作者の踊るような息づかいが伝わってきて何かエネルギーが満ちあふれている。アンが、マシューが、マリラが、私の前に立ち上がってくるようだ。季節感あふれる自然描写、妖精の描写などにも注目したい。今どの季節が描かれているのかに注意しながら読み込んでいきたい。一生の間に全文を読んでみたい。何度も何度も読みたい。本を読む時間をできるだけつくっていきたいと思う。
2012年1月24日(火)
朝は昨日のべた雪が残っている。寒さはそれほどでもない。断捨離中。必要のないものはもういい。でかい地震がくる前にすべてを整理してさっぱりしたい。4年以内に70%の確率でくるという発表がなされた。研究者たちは千年に一度という3.11を何故予測できなかったのだろう。2日前に大きく揺れた。前兆はあったのに何故?
人は愚かなものだ。過去の教訓を忘れていく。どうしてこんなにくだらないオヤジや男が多いのだろう。世の中何かがおかしい。なのに時は過ぎていき何でもないような顔して生きている。でも3.11は現実だ。自然への謙虚さを私たちは忘れてはならないはずだ。
どこに逃げ出せばいいのか、どこに行くべきなのか、今だ見えず。
指示的なことを言われるのがいやなのでそういうつきあいはもやめたい。アケさんから繰り返し手紙がくるのでそっとしておいてほしいという便りを書いた。どう受けとめられるのだろう。
被災地ではご遺体の捜索がまだ続いているのだろうか。胸が痛む。みんなもっと考えるべきだ。何かがおかしい。」
「2012年2月4日(日)晴、川和グループに行った
こらえなければならない。悔しいが必死でこらえなければならない。更年期障害と状況とでうつにとりつかれてイライラしてしまっていてすごくつらい。それでも私はその先にやるべきことがある。だから今負けるわかにはいかないのだ。女性ホルモンを補う薬を処方してもらった。楽になるといいな。
地震がくるかもしれないという警告に対しても人によってかなり感度は違うようだ。私はいま自分のできる範囲で自分のできることをやりたいと思う。一人一人がそう考えたら事態は少し違うんじゃないかという気もするが、状況によって、年齢によって、受けとめ方に広がりがある。今の社会のシステムの中でどこまで人の命は守られるのか。最悪の状況にならないことを、自分が巻き込まれないことを祈るのみだ。
オヤジは気持ち悪い。会社も気持ち悪い。色んなことが気持ち悪くって仕方ない。今はこらえるんだ。逃げながら、息を抜きながらこらえるんだ。この先ずっとこの会社にいるわけではないのだ。
本を書きたい、漠然とだが思っている。妹の死と正面から向き合うのはつらい。でも何か自分だからやらなければならないことがあるような気がする。思いあがりだろうか」
2011年3月11日午後2時46分、ぼろビルの6階だったか、突然の大きな揺れ、一度目よりさらに大きな横揺れにこれで死ぬのかと一瞬よぎった時の恐怖を忘れることができず怯えていました。「絆」に違和感しかなく、色々なことをおかしいと感じていました。残念ながら今の日本はこの頃よりもさらに陰湿で気持ち悪くて異常です。この頃、政治腐敗がひどくてどうしようもないという政治学者の嘆きを某一流大学の講演会でききましたが、2024年になった今さらにどうしようもないほど腐敗していることがつまびらかとなってきました。脱税行為をしている犯罪者たちが国会の場で増税を検討しているなど終末期の様相を呈しています。コロナ騒動になるまでわかっていませんでしたが、人口動態をみればこの国の先は真っ暗、この10年間でさらに凋落した結果の当然の帰結。失われた30年間をなんとか生き延びてきましたが、滅亡まっしぐらの日本がわたしよりも先に終りそうです。希望をもてる要素がほぼありません。