2021年12月10日(金)晴 9.6~ -0.8℃
『温かさを保つ繊維』
一日一日寒さが厳しくなり高齢者は何枚も重ね着してしまう。日常の行動も機敏さがない。年だから仕方がないと思っていたが、数年前から「吸湿発熱」機能がある肌着や衣服が出てきた。薄くて軽く、ストレッチ性が高いので体の動きに合わせて伸縮する。着ぶくれもしないので、戸外で活動する際にはかなり役立つ。
ポリエステル、レーヨン、アクリルなどの化学繊維でできていて、水分を吸着した時に熱を発する「吸着熱」という特性を生かしている。動いて汗をかくほど温かくなる。「蓄熱保温」というタイプもある。繊維が太陽光を吸収し、熱に交換して衣服内を温めるという特徴がある。体からの熱線(赤外線)を反射して温める機能を持つ繊維もある。
注意したいのは肌との相性。体の水分を吸湿するので、乾燥肌の人は必要以上に水分を失う可能性もある。着用してかゆみや乾燥感がある時は、その下に綿や絹の天然素材をきるとよい。
雪囲いした時は、温かさを保つ肌着を着て作業した。
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