会津の重ちゃん日記

日常の出来事、地方紙の記事、街中散策して見聞したことを発信。

京都夏の旅10

2011-08-03 21:20:42 | 旅行
2011年8月3日(水) 晴れ
 豊齢研ITサロン会津の授業日。8月担当なので昨夜と早朝に教材研究と授業の進め方を考え予習をした。会津稽古堂には帰省している娘に送ってもらったので駐車場の心配はない。今回は研修室2と3で広くてよかった。また、暑さがもどってきて暑い日であった 
 
7月17日(日)快晴 「祇園祭 山鉾巡行観覧 2」

 早朝、懸装品に飾られた山鉾が四条烏丸に集結する。午前9時、長刀鉾を先頭に巡行がスタート。音頭取りのかけ声にあわせ、祇園囃子を奏でながらゆっくりと歩みはじめる。四条堺町では、巡行の順を確認する「くじ改め」。各山鉾に伝わる所作でくじを披露し、奉行役の市長が確認する。四条麩屋町では見せ場の一つ、注連縄切りが行われる。長刀鉾の生稚児が注連縄を切り落として結界を解く。
 
四条河原町では最初の豪快な辻回し。重量感たっぷりの鉾の車輪が、ぬれた青竹の上で方向転換するのは迫力豊か。一番見たいところだが混雑していて四条河原町には行けない。また、行ったとしても車輪の方向転換はなかなか見れないそうです。この部分はテレビで観るのがいい。
 辻回しを終えた山鉾は河原町通、御池通とやって来た。
 「長刀鉾」は鉾先きに大長刀をつけているのでこの名で呼ばれている。長刀は疫病邪悪をはらうものとして、大永二年(1552)三条長吉作の長刀を保存し、複製品を鉾頭としている。この鉾は古来「くじとらず」といい毎年必ず巡行の先頭に立ち、生稚児が乗るのも今ではこの鉾だけである。前衣裳着の人形、天井図、彫刻は当時の一流の人の作、、前懸や銅懸などにはペルシャやインド絨毯が使われている。

 山鉾連合会の旗の先導を受け、長刀鉾が観覧席前を通った。立ち上がって写真を撮る人が多かった。係員が注意する。山鉾は重量が7.8トン~12トン、高さが地上から屋根まで約8m、鉾頭まで約25mもあり、座っていてもよく見えるし写真も撮れる。立ち上がったのは最初だけでその後はほとんどの人が座って観覧した。

 今年の巡行は山鉾32。先頭の長刀鉾の後にはくじ順で霰天神山、孟宗山、芦刈山、函谷鉾、油天神山、四条傘鉾、保昌山、月鉾、太子山、占出山、木賊山、鶏鉾、伯牙山・・・と続いた。
『鉾』と『山』の大きな違いは、鉾には真木に支えられた鉾頭があり、山には山岳信仰に基づいて山を表す真松が立てられていること。各山鉾の形態、懸装品にそれぞれ特徴がある。解説書を読みながら名称や由来を少し知ることができてよかった。


 (つづく)

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