チェコの車「シコダ」(中欧旅行・58回)に続き 車 第二弾
ブダペスト市内で見かけた
東ドイツVEBザクセンリンク社が生産していた「トラバント」という車だ。
昔のトヨタの“パブリカ”に似た車だが
生産中止後十数年を経過して 燃費が悪い 排気ガスを撒き散らすと
いわれながら まだ街で見かけるとは。
東ドイツの体制を物語る歴史的なモニュメントとも言える車でもある。
共産主義体制が崩れるとき 東側の人々が
続々とトラバントに乗って国境検問所を通過するシーンが
ニュースで流されたことがあったが。
「トラバント」とは「衛星」「仲間」「随伴者」などを意味する語。
1957年に打ち上げに成功した 当時友好国であったソ連の史上初の
人工衛星「スプートニク1号」を賞賛して命名されたそうだ。