あかない日記

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中欧旅行(150) 礼拝堂

2012-08-10 | 中欧5カ国紀行

 

 

  大司教バコーツ・タマーシュのため
    1506年創建されたバロック様式の礼拝堂。

 ルネサンス期の建築物としてはイタリアを除く
   全ヨーロッパのなかで最古のもの。


  中央の額に入っているのはマリア様の像で
   銀色の洋服を着ているが 
この銀の洋服は
   両側の額の中に納められている人の
    躯体の一部や臓器を模った銀細工を溶かして作ったもので
     以前は病気の平癒のお礼として躯体の一部や
       臓器を模った銀細工を寄進していたという。 

  トルコの占領時代は バコーツ礼拝堂を高く評価し
   モスクとして130年間使用されて破壊は免れている。
     宗教的な理由 (イスラム教は偶像崇拝を禁止) から
      礼拝堂の聖人像の顔が破壊されているが
       一番上の女性の像は例外で、
        それは母親の象徴であるマリア様の像と言われている。

  1673年にトルコ人が追放されたあと
   1822年からエステルゴム大聖堂の再建が計画され
    残されたバコーツ礼拝堂を新たに大聖堂に
      組み入れることになったと。