フランシスコ修道院の入り口
オノフリオ大噴水と プラツッア通りを挟んで
向かい側にあるのが 「フランシスコ会修道院」。
入り口の上の両側には 聖イエロニムと洗礼者聖ヨハネが立ち
その中央には ピエタの彫像がある。
彫像は 15世紀にレオナルドとペーター・ペトロビッチ兄弟に
よって制作されたとされている。
14世紀~15世紀に建てられた修道院は、
もともと 市壁の外にあったが 外敵から守るために
14世紀に現在地に移された。
現在の建物は 1667年の大地震後 再建されたものだが
中庭は当時のままで ロマネスク様式の細い柱が並ぶ
優雅な回廊とマッチングして美しい。
当時 貧しく病める人々の為の治療院があったそうだが 今はない。
しかし 修道院の建築物内に 1317年に開業されている
古い薬局「マラ・ブラチャ薬局」がある。
世界に数ある薬局のなかでも 三番目に
古い歴史を持った薬局であり
現在でも 薬剤師を置いて ドブロブニク市民に
薬を提供しているそうだ。
ところで 修道院オリジナルのコスメは
修道女達が薬草を独自にブレンド゛し作り上げた スキンケア製品で
日本の雑誌等にも 取り上げられたことから 有名になり
ツアーの女性群は 盛んに買い求めていた。