ツアーバスは 北見から女満別へ
車窓から 「てん菜」を重機が取り出しているところが見えて
バスガイドが 「てん菜」の話をしてくれた。
北海道の特産「てん菜」は “ビート”ともいわれている。
砂糖の原料となり 根はカブ 葉はほうれん草ににている。
テンサイから作られた砂糖は 「甜菜糖」とよばれ
国内原料による日本の砂糖生産量の約75%
日本における砂糖消費量の25%を占める。
国内産砂糖の原料の8割は「てん菜」とか。
19世紀後半に 日本各地で栽培が始まり
本格的に栽培されるようになったのは
大正時代以降で 耐冷性作物という特性から現在では
北海道のみで栽培され 十勝・網走地方を中心に
全道で 約6万ha作付されているそうだ。
種まきは、まだ畑に雪が残っている 3月上旬頃から行い
ハウス内で育苗し 5cm程度まで育った苗を
4月下旬頃から5月上旬にかけて畑に植る。
収穫がはじまる10月頃には 直径15cm程度
重さは 約800g~1kgになり
てん菜1個当り150g程度の砂糖が根の部分に蓄積されるが
秋の寒暖差が大きいほど糖分が高くなるとのこと。