前回の「マジェスティックホテル」の話題で
ジャーナリストが多く利用されたことに触れたが
このホテルに 作家の開高健(1930年生)が
朝日新聞社の特派員としてベトナム戦争を取材するため
1964年11月から100日間滞在している。
その間に南ベトナム政府軍の先頭部隊に加わり
ベトコンとの対戦に参加するなど
戦時の取材が 「ベトナム戦記」として1990年に刊行されている。
刊行から半世紀 20刷にもなり 今でも読まれていることがよく分かる。
特に 2月14日のジャングル戦のくだりは生々しく鮮烈で
200人の第一大隊うち 帰還したのはたった17名だけだった・・・・
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我々は 今こうして平和裏に観光できるが 半世紀前のことである。