あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

ベトナム紀行(25) 突入戦車

2014-03-25 | ベトナム紀行

大口径の100ミリ砲筒は未だに会堂に向けている。

 

1975年4月30日 午前11時30分

解放戦線旗を掲げた戦車が 

真っ向メインゲートから 南ベトナム大統領官邸に突入した。

続いて 解放軍兵士が官邸内になだれ込み

 屋上の “三本線のサイゴン政権の旗” を引き降ろし


勝利の旗 「南ベトナム解放民族戦線旗」 が掲げられ

この時をもって ”ベトナム戦争が終結した” といわれている。 

この時の様子は 全世界に報道されたが
 
あれから40年を経とうとしている今も 


その突入した戦車が2台 正門に入って右側に

 
先に突入した 390号戦車(中国製B-59型)と
 
後続の 843号戦車(ソ連製T-54 型)が露天展示されている。

この戦車を見て 何故 中国とソ連なのか?

当時のアジアが ”ドミノ倒し”のごとく共産主義化するのを

阻止しよとしたアメリカと それに対抗し 中国・ソ連が支援した。 

つまり ベトナム戦争は 代理戦争 だったことが分かる。