あかない日記

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ベトナム紀行(26) 官邸爆撃

2014-03-26 | ベトナム紀行

 右端にもう一つ爆撃跡の赤マルが見える。


3階屋上に 迷彩色のヘリコプター 1機が展示されている。

その前 赤い丸印で囲んだ英文の説明文が2箇所あり

 「1975年4月8日午前8時半 グエン・タン・チュン中尉のF5Eが飛来
                          まさしくここを標的に二発の爆弾を投下した。」

と訳される。

 
4月8日といえば 4月30日の終戦の3週間前に 


大本山である南ベトナム大統領官邸が爆撃されていたのだ。


この経緯は 資料によれば

このパイロット・チュン中尉は 南ベトナム空軍の軍人であったが

 解放軍のスパイ(秘密工作員)で


米軍・政府軍から奪った飛行機を操縦して 大統領官邸を爆撃し

 その20日後には米軍・政府軍の拠点・タンソンヌット空軍基地をも爆撃していた。

 
このこともあって ベトナム戦争の終結を早めたともいわれている。