あかない日記

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カンボジア紀行(52) バイヨンの微笑

2014-07-12 | カンボジア紀行

 

バイヨン寺院には 四面仏顔塔が49基も林立している。

かつて 観音菩薩(四面仏顔)は 196体(49×4)あったが

今は173体になっている。

観音菩薩は、人々の音(声)を観て(聞いて) 

その苦悩から慈悲を持って救済する菩薩であるので
 
人々の悩みに応じて千変万化の相となるといわれる。


それ故 どれ一つとして同じ表情のものがないものの

 いずれも穏やかな微笑を見せている。

しかし 最近の調査では これは特定の宗教のもではなく
 
つまり 観音菩薩ではなく 
尊顔」としているようだ。
 
その中で最も有名なこの尊顔は


アーモンドアイと厚い唇の表情から造られた

 神秘的な微笑は「バイヨンの微笑」といわれ

その造形美術は クメール独特の美意識によるものとされている。