あかない日記

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カンボジア紀行(58) タ・プローム

2014-07-18 | カンボジア紀行

西門全面

 

  アンコールトムの勝利の門を抜け シムリアップ川を渡って

クランク状の道を 東に 300m進み


土産物屋が立ち並ぶ前で下車。
 

そこは 「タ・ブローム」 の西塔門の入口前だった。


「タ・プローム」は 「梵天の古老」を意味し
 
クメール帝国の王都(城都)アンコール・トムを建設した

スーリヤヴァルマン7世(在位1181~1220年頃)が 

1186年 母の菩提を弔うために建立した寺院。

後に ヒンドゥー教の寺院に改宗された。

そのため 仏教色の強い彫刻の多くが削り取られている。


東西1km 南北600mという広大な敷地内に 

 高僧18人 2740人の僧侶  2202人の使用人 615人の踊り子を含め

約12000人が住んでいたと碑文により伝えられ
 
その当時は 一つの都市のような寺院だったという。


しかし この寺院がアンコール遺跡の中でも人気があるのは 

熱帯雨林の巨木・スポアンガジュマル)の脅威に

晒されている遺跡を見られることにある。