あかない日記

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カンボジア紀行(68) アプサラ・ダンス

2014-07-28 | カンボジア紀行

 

影絵に続き 舞台では 

子どもたちの子猿と阿修羅の戦いを踊りにした場面に続き 

カンボジアの伝統舞踊 「アプサラ・ダンス」が演じられる。

アプサラ・ダンスは 9世紀に宮廷舞踊として生まれ

アプサラとは 『天使・天女』を意味し 

踊りは神への祈りとして捧げられていた。


アンコール遺跡のレリーフにも数多く登場する踊りで 

踊り子の反り返った手と指の動きが特徴的 

手は蛇の頭 足は蛇の尻尾をと それぞれの手や指の動きには意味があり

 花の芽生えから実が落ちるまでを 生命の一生・儚さに例えて表現されている。


踊り子は 王室古典舞踏学院で養成されていたが

 ポル・ポト政権時代には 宮廷古典舞踊は王政を祭わるものとして

300人を超す先生や踊り子のほとんどが 処刑の対象となってしまった。


また 踊りの記録なども焼き払われてほとんどが消失したそうだ。

しかし 残った指導者の力で 今日までになったという。