横一列に12の塔が並ぶ
象のテラスに面して 王宮前広場の東側横一列に
「プラサット・スゥル・プラット」が見える。
これは「綱渡りの塔」という名で呼ばれており
王宮前広場に集まった観客のために塔の前に綱を張って
綱渡りを見せたということや 王に誓いを立てる場所だとの
諸説があるが 真偽は不明。
いずれにしても ここでサーカス的な催し物が繰り広げられたことは
アンコールワット的な意味合いより アンコールトムは庶民的で親しみやすい。
12の塔は ラテライト(土の一種)を主要材料として造られており
王に捧げられた宝物などを収納する儀式に用いられたと見られる。
ここも 日本のJSA(日本国政府アンコール遺跡救済チーム)によって
考古学・建築学的な調査・修復が行われている。