あかない日記

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信州紀行 松代町 20 鐘楼

2016-08-11 | 国内・長野

  

松代駅から 南東に 400mの所に “旧松代藩鐘楼” がある。

埼玉・川越市にも ”時の鐘” があるが

こちらは 高さは(12m)ないが 大きく見える。

説明文によれば

時計がなかった江戸時代 藩では

昼夜の区別なく 一刻(2時間)ごとに

大鐘をつかせる決まりがあった。


藩士や城下の人々は この “時の鐘” で時刻を知り

また 当初は 火の見櫓(やぐら)の役割を兼ねていた。


この鐘楼は 初代藩主・真田信之が

1622(元和8)年 松代城主となって間もない


1624(寛永元)年に 火の見櫓とともに設置された。


その後 3度の大火で焼け

現在の鐘楼は1801(享和元)年に

鐘楼と火の見櫓を別棟にして再建され 2012年に修復された。


長野市の指定有形文化財(建造物)に指定された。


なお 鐘は太平洋戦争で供出したため

現在の鐘は 1991(平成3)年に

旧鐘の寸法や重さを模して設置され 4代目。

 その楼の構造は 石積みの基壇の上に建ち

高さ約12m 屋根は 切妻(きりづま)の瓦葺き 


内部は 三層になっている。