あかない日記

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ポーランド・ワルシャワ 32 ショパン国際ピアノコンクール 

2018-05-22 | ポーランド紀行

 

 

ピアノコンサートで
「ショパン国際ピアノコンクール」の模様を

NHKの番組で見たことを思い起こした。


このコンクールが創設されたのは 第一次世界大戦が終結し
ポーランドが独立国となって 9年後の1927年だった。

ポーランドは 過去に近隣諸国に領土を踏みにじられ
 第一次大戦中もロシア、ドイツ、オーストリアがこの地で戦い
200万ものポーランド人が敵味方に引き裂かれて
殺し合うという悲劇を経験していた。


こんな中 ワルシャワ音楽院の教授が
人々の心を癒し 当時フランス音楽と考えられていた
ショパンの音楽をポーランドに取り戻して
愛国心を鼓舞しようと考え
コンクールの創設を思い立った。

それから 5年ごとに ショパンの命日である
10月17日の前後3週間にわたり

ここワルシャワで開催される。

国際音楽コンクールの中では 最古のもので
世界的に最も権威のあるコンクールのひとつと言われ
その優勝者・入賞者は生涯にわたり
第一線で活躍する知名度と評価を世界的に得ることになる。

内容は ピアノ演奏部門のみで
課題曲はショパンの作品のみとされている。

直近では 2015年に第17回が開催された。
日本人の入賞者には 先日亡くなった中村紘子(第7回)さんがいる。
彼女は審査員にもなっている。 

また 中村紘子コンサートに出かけたことも思い起こした。

なお 漫画「ピアノの森」がTVアニメ化され
この4月からNHKで放映が始まり
ショパンコンクール編のこともあるようだ。