あかない日記

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信州紀行 松代町 10 松代地下壕

2016-07-27 | 国内・長野

    大本営とは思えない入口。

 

 山寺常山邸から
さらに南にある「松代大本営地下壕」へ

 説明文によれば

この地下壕は第二次世界大戦の末期
軍部が本土決戦の最後の拠点として

極秘のうちに 大本営 政府各省等を
この地に移すという計画のもとに

昭和19年11月11日から翌20年8月15日の終戦の日まで
およそ9箇月の間に建設されたもので

突貫工事をもって 全工程の約80%が完成した。

この建設には 当時の金額で2億円ともいわれる巨費が投じられ
また 労働者として多くの朝鮮や日本の人々が

強制的に動員されたと言われているが

 当時の関係資料が残されていないこともあり

必ずしも全てが強制的ではなかったなど
様々な見解があるという。

入口脇には そのいきさつなどが3か国語で
記載された碑と ”不戦の誓い” の記念碑が建っている。
戦争の傷跡は大きく深い。


何故この地が選ばれたかは

ここは地質学的にも堅い岩盤地帯であるばかりでなく
海岸線からも遠い等の理由からか。
また 川中島合戦の古戦場としての要害の地であることも?。

 松代象山地下壕は、平和な世界を後世に
語り継ぐ上での貴重な戦争遺跡として

1989(平成元)年から一部が公開された。

 

 地下壕の総延長は5853m 
その一部519mが見学できる。

 

奥へ奥へと進が 自分以外には一人もおらず
こうもりも飛び交う中 外の気温との違いは
少々鳥肌が立つほどであった。

    
①削岩機ロッド掘削跡                  ②落書き       

    

 ③測点跡                    ④トロッコ枕木跡

 

 

 


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