尾崎紅葉の小説「金色夜叉」にちなむ「お宮の松」と
「熱海の海岸散歩する・・・」で始まる歌謡が一体となり
爆発的に流布し 主人公「貫一・お宮」は
あたかも実在の人物かのようになった。
そして「貫一・お宮の像」「お宮の松」は
海岸の国道135号沿いにあり
観光写真スポットとして多くの人が訪れている。
初代の松は 道路の中央にあり
「羽衣の松」と 呼ばれていたが
1919年に 紅葉の弟子の 小栗風葉により
金色夜叉の句碑が建立されたことから
お宮の松と呼ばれるようになった。
1949(昭和24)年のキティ台風の被害や
道路拡張また自動車の普及により
排ガスや舗装の影響で衰えたため
1966(昭和41)年
地元の熱海ホテル(当時は国際興業の傘下)の
寄贈により2代目の松が植えられた。
2代目の松も 枝枯れなどの症状が見られたため
1998年から3年間 樹勢活性化作業が行われている。
先ほど訪れた「起雲閣」の尾崎紅葉のコーナーでは
その初代お宮の松の写真があった。
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