艦内の展示室には
旧海軍の制服や装備 日露戦争関連の展示のほか
東郷連合艦隊司令長官の公室、参謀長室、
艦長室などが復元されている。
三六式無線電信室
対馬西方海域を哨戒していた仮装巡洋艦「信濃丸」は、
5月27日早朝バルチック艦隊を発見し、
「敵艦隊見ュ・・・」の第一報を発信したが、
その電報は巡洋艦厳島を経て
この電信室の三六式無線機で受信し、
直ちに東郷聯合艦隊司令長官に報告された。
日本海海戦で初めて無線通信機が
作戦戦闘場面で使われ、
大きな効果を上げたという。
三四式無線電信機は
海軍技師・木村駿吉が中心となって開発された。
なお「三六式無線電信機」は
2008(平成20)年度の近代産業遺産に続き
国立科学博物館の重要科学技術史資料
(未来技術遺産)にも登録されている。
15cm副砲の操法の展示
射撃指揮官 砲員3名の人型を配置し、
射撃号令音声により目標を照準して
発射するまでの流れを説明し、
また 砲員1名の人型により
弾薬の揚弾要領が展示されている。
7.62cm砲
人力操舵用操輪
「時鐘」
15.2cm副砲
砲の脇に釣床(ハンモック)が吊るされている。
砲兵は此処で寝泊りしていた。
乗組員860名のうち中尉以下
830名がハンモックで過ごしたという。
展示室に飾れている 日本海海戦時の三笠艦橋上の絵。
中央が東郷司令長官
左に加藤参謀長、右は秋山先任参謀。
「Z旗」も見える。
士官室
艦内士官が会議、食事などに使用した部屋
艦隊旗艦長居室
壁には歴代三笠の艦長名が掲げられている。
司令長官公室
艦隊の最高士官等の会議が開かれた。
奥に47mm速射砲砲が見える。
長官室
浴室とトイレ
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